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『自分が変われば未来が変わる』
GARDEN stars. Vol.17
K.suzaki 2021.2
『自分が変われば未来が変わる』
GARDENにはインスタで自分の世界観のデザインを発信して、数万のフォロワーがいるスタイリストが数十名います。
彼もその一人。
真面目過ぎるがゆえにアシスタント時代は悩み(笑)、それでも「自分を変える」ことで、今ではNEUTRALでトップの売り上げを誇るスタイリスト。
本人の経験から、結果の出ない後輩たちにも情熱を持って指導し、周囲のスタッフやお店と言うチームを大切に思い、現在NEUTRALの副店長として活躍している浦寛太くん。
専門学校の担任の先生に「今、日本一の美容室はどこですか?」と聞いたら原宿のGARDENだよと教えてもらい入社を希望しました!
その当時、GARDENのホームページに載っていた代表のブログを読ませて頂いて、仲間を大切にする考え方や美容に対する姿勢に感動して、
絶対ここに入りたいと思いました!!
自分の母親が働いている横浜の地元の美容室にしか行ったことがなく、
実際にサロンに行ったのは面接の半年前くらいですが、、、
見る前から入りたいという気持ちはずっと決まっていたので、最終確認というか、変更なしという感じでした!!
GARDEN 2006
GARDEN 2006
アシスタント時代はどんなアシスタントだった?!
人よりもコミュニケーションが下手で、不器用で、センスもなく、おしゃれでもなかったので、、、
入社してすぐに何もできない自分は、なかなか周りの同期や先輩に認めてもらえず、孤立もしていました、、その時は辛かったです。
周りのアシスタントよりも何かあるとすれば、本当に「努力すること」だけでした(笑)。
出来ないことから逃げるのが嫌いな性格だったので、先輩に指摘してもらった事は、自分のノートに書き留めて、直せるように努力したり。
誰よりも朝練や営業後残って練習はしていました!!
立場や役職が上のスタイリストさんに着かせて頂くことが多かったので、毎日のように怒られていた時期もありました!!
でもその分、沢山のお客様にも入らせて頂き、沢山の技術を磨く事が出来たと思います!!
本当に感謝しかないです。
アシスタント時代の浦寛大
アシスタント時代の彼は、素直で努力家でもありましたが、意固地で周囲を受け入れられない側面もあり、常に話題に上がるちょっとした問題児(笑)でもありました。
自分もそうだったのでわかりますが、一生懸命やっている分、なかなか周囲の意見を受け入れることができなくて、どんどん意固地になって行くものです。
そんな自分を変えることはなかなか難しいことです。
ちょっとずつですが、言われた駄目な所や悪かった部分を直して行きました。
そうすると周りから、「ちょっと変わったね!」と言われ、そうやって少しずつ自分を変えて行くことができました。
やっぱり自分を変えることはとても大変だし辛かったですが、、、
変われなかった方がきっともっと辛かっただろう、、、
今はそう思っています。
武蔵小杉GRANDTREE2Fの「NEUTRAL produced by GARDEN」
武蔵小杉へ
その後デビューに向けて彼は武蔵小杉への異動を希望します。
アシスタント時代はほぼ銀座で3年半ほど過ごしましたが、すぐにお客様を集客できるイメージが湧きませんでした、、
都内を離れても沢山のお客様を担当して、技術や接客など磨いて行きたいと思い、フリーのお客様も沢山ご来店していたニュートラルを選びました!!
とにかく早く多くのお客様を担当したいと思っていました!!
目標は売上ナンバー1!!
情熱を持って仕事したかったので!!
入社前に担当してもらっていた、代表の野田さんやスタイリストの鷲島さんと働けるのも、とても楽しみでした!!
でもデビューして一年間は、なかなか指名も増えず、集客する事が大変でした。
お客様の人数がゼロの日も多く、空いた時間はホットペッパーやインスタをやったりしていました。
休みの日も新宿に出かけてモデルさんの衣装や撮影のための買い物をして、週に1〜2回は朝早くからモデルさんを呼んで撮影をしていました。
メイクや衣装などセンスが無かったので、インスタで当たっている画像を参考にひたすら勉強しました。
モデルさんにも、「どの衣装が着たいですか?」など意見を聞いたり、なるべく女性の感性を取り入れる努力を心がけたりしました。
インスタでブレイクするようになったきっかけは!?
インスタやホットペッパーで人気のスタイリストさんを参考に、可愛いスタイルを勉強しまくりました!
最初は「カラー」や「ミディアムスタイル」で打ち出していたんですが、半年ほど経っても全然結果が出ず、、、
自信を無くして、マネージャーの本田さんに相談したところ、「打ち出しをショートヘアに変えてみたら?」と言って頂きました。
当時ショートヘアで当たっていた先輩もいたので、その影響で自分もショートヘアに打ち出しを変えようとは思いましたが、、、
自分には引き出しが少なかったので、最初はその先輩のスタイルを出来るだけ真似して作り、ショートを極めるために、先輩や周りのスタイリストさんから沢山研究しました!!
7〜8ヶ月ほどやり続けると、数千人の方に見てもらえたり、スタイルを保存してもらえるようになって行きました。
ヘア担当/浦寛大 Instagram
今は後輩たちはどんなアドバイスをしてるの!?
今はインスタでも似たスタイルや似たモデルさんが多く使われて、なかなか差別化する事が難しいかも知れません、、
それでも、自分のスタイルでのこだわりや熱い想いを、写真や文に載せて届ける事で、より響くようになると思います!!
表面的な可愛いだけではなく、お客様がその写真を可愛いと思った理由を研究して、自分の作品撮りにも生かせば、必ず見えてくると思います。
普段の営業中から「なぜ可愛いのか?」を考える事がSTARTだと伝えています。
NEUTRALで共に頑張っているスタイリスト達
今楽しいことや目標にしていることは?
今年になって、僕を信頼して原宿から異動してきてくれた、スタイリストの矢野君と日々頑張り、早く結果を出したいと思っています。
またこれから自分の成長のために、都内の店舗でも出勤していく計画を、副社長のよしきさんと話しています。
都内の店舗代表として最高のお店を作り、武蔵小杉と都内の店舗を行き来することが近い将来の目標です。
今まで関われなかった雑誌の撮影も、もっと頑張りたいと思っています!
後輩たちに伝えたいことは!?
「夢を持ち続けること」
美容師はすごく大変な仕事だし、必要なスキルや学ぶ知識が沢山で、普通に日々過ごしていくだけでは到底人並みにもなれません、、
それでも人一倍の素直さや、努力を惜しまない姿勢があれば、必ず成功できる職業でもあると思います。
「何が正解か?」
人や環境のせいにするのではなく、自分で答えを出していけるように、日々自分自身と向き合い、目の前の壁に立ち向かって下さい!!
そして夢を必ず実現させて下さい!!
僕も更に成長していきますー!!
最後に彼からこんなメッセージをもらいました。
いつも僕らスタッフの幸せのために沢山考えて頂き、本当に有難うございます!!
コラムを全て読ませて頂きましたが、昔のブログを読んでるようで懐かしくなりました!!
これを読んでGARDENに入りたいと思ってくれる学生が沢山いたらと思います。
今の時代は表面ばかりがフォーカスされがちで、、、
可愛いスタイルやお洒落なサロンの雰囲気、とても魅力的だと思いますが、、、
コラムのような想いの詰まった「言葉の力」がやはり一番伝わるのではないでしょうか?
コロナの影響で、各所対応などとてもお忙しいとは思いますが、お身体に気をつけて頂ければと思います。
自分も早く多くの人に認めてもらえるように頑張ります!!
彼とは一度も一緒に働いたことがないんですが、若い頃は自分も頭が固くて遠回りをしたので、何となく気持ちが通づる所があります(笑)。
アシスタント時代も、スタイリストになって結果が出なかった時代も、きっと彼は、何より自分自身と向き合い、自分自身を変えて来たんだろうと、、
集客ができる様になっても、チームでお客様のドリンクのカップに、一人一人に向けたメッセージを書いたり、、
自分の周りの人達や結果がなかなか出ない人にも手を差し伸べたり、、
結果を出す人は、それだけの努力が当たり前だと思い、それが故に結果の出ない人を、「努力が足りない」としか感じなくなります。
当たり前のレベルが高い分、そうでない人がもの足りなくもなり、そんな人たちに支えられてることや、できない時に支えてもらった人達への感謝も薄くなってしまうこともあります。
ただ彼に限らず、苦しんで、時間がかかって結果に繋げた人ほど、結果が出ずに苦しんでる人の気持ちも理解できたり、その時にお世話になった人達への感謝も忘れなかったりもします。
彼も常に自分自身と向き合い、自分を変えて来たからこその今なんだろうなぁと思います。
『自分を変えれば未来が変わる』
周囲も世の中も未来も、そんな簡単には変えられませんが、自分自身が変われば、周囲も未来も全てが変わります。
どんな時でも周囲のせいにせず、自分自身と向き合うことを忘れないことが大切だと再確認させられました。
浦寛大/ NEUTRAL
小顔に見えるように工夫がされた丁寧でシンプルなショートカット提案で多くのお客様から支持を頂く。フィット感が高いことも人気の秘密で、ヘアスタイルを引き立てるカラーも得意。カラーは髪のツヤや透明感をアップさせることはもちろん、ヘルシーな髪を共有したいと考える。お客様の新しい魅力を引き出すため、カウンセリングに重点をおき、お客様がサロンで過ごす時間が緊張せず自然体でいられるように心がけている。丁寧さとやさしいムードが漂うスタイリスト。
浦寛大Instagram