story 14

2021.04.16

 

フリーター生活に必死になっているあっという間に月。

 やっとなんとか入学金の30万も貯まりじゃあどこの美容学校に行こうか、、

 ところが、、どこに電話しても「すでに定員満了となっております、、」

 

それはそうだろう、、月からの入学なのに、月のギリギリで空いてるところなんてどこもなかった。。

 「これだけ頑張って入学金貯めたのに、、」

 諦めかけてたところで一件だけ定員が一人空いたので受け付けてくれるというところを見つけた。

 かくしてそこで一年遅れの美容学生生活がスタートすることになった。

 

「真野美容専門学校」

 当時校舎が建て替えられたばかりで、真新しい校舎と目の前は公園という一見素敵な感じだけど、

場所は新宿歌舞伎町を抜けたホテル街の横

学校関係者の皆様気を悪くされたら申し訳ございません、、)

 でもアルバイト生活の僕にとっては都合もよく、また人生を左右する出会いもここに通っていたお陰で後に生まれる。

 

この頃世代の一学年ていうのは結構大きい、、

 高校時代は自分も留年した先輩同級生をよく小馬鹿にしていた、、

 どこかにそんな後ろめたさもあったり相手も何となく先輩扱い的だったから、特に友達的なこともそこまではなく。

 

昼ご飯になると、「一緒に食べに行きましょうよ~」みたいに誘ってくれる人もいたけど

「今日は腹減ってないから~」と公園とかでブラブラ過ごす。

 本当はお腹空いてしょうがないんだけど、、、

お金のない僕は夜のバイトの賄いまでグッと堪えるしかなかった(笑)。

 

この頃学校が終わると直ぐに新宿駅にあるカフェでアルバイトをして終電で帰るのが日課だった。

 なので授業中はとにかく眠い、、

 ほぼ授業はそっちのけで寝てばっかりだったんだけど、担任の先生が僕の状況を理解してくれていて、

 「須崎くん寝るなら隣の空いてる教室で寝てていいよ、、」

 と言って、僕だけ授業中特別扱いで隣の教室で授業も受けず寝させてもらっていた。

 

よくそれで卒業させてもらえたなぁ、、

と今でも思うけど、、

 僕のことを考えてくれたのか!?というより、ちょっと面倒くさそうなやつに手をかけないようにしたのか笑)。

 今となってはわからないけど僕は前者だと思って今でも感謝している(笑)