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story 1 プロローグ
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2021.04.02
あらためてブログを再開してみようと思います。
ブログというよりは何だろう、、、(笑)
一年前にコロナの第一波が襲い、人生においてはじめてお店を3週間休業。
5月1日より再開し5、6月は戻り需要はありながらも2月の新規出店と4月からの新入社員を迎えての危機的状況、、
この間対外的には資金繰りを睨みながら、融資の取り付けと支払い交渉と社内への通達や説明や方針決定に明け暮れていました。
人生初の依願退職のお願い
人生ではじめて僅か入社1か月の新入社員の皆さんと話して「依願退職」をお願いし、、
休業中の給料保証について全スタイリスト90人と個別に話し、全てのスタッフの給料削減や手当の削減をお願いし、、
更に店舗の縮小など、、殆ど毎日スタッフのモチベーションを下げるような事ばかりに追われていました。
コロナで痛感した経営者としての無能さ
この一年で今まで大した苦労もなかった僕にとっては一番の危機で、そこであらためて感じ考えることが山ほどあり、、、
甘えや傲りと言った普段では気づかせてもらえなかったところを、またそもそも経営者としての能力の無さをこれでもかと痛感させられました。
「それでも自分は恵まれている!」
そんな最中に、当時熊本では豪雨が直撃して、家や旅館が流され浸水している映像が流れてきます、、
ただでさえコロナによって美容業界以上の打撃を受けている観光業にとって、
「自分なら完全に心が折れるだろう、、」
「自分なんか全然大したことない!し、まだまだ失ったものなんて何もない! 」
そう考えてきました。、
「どんな形でバトンを渡すか?」
まだまだコロナと東京はどうなって行くのか?不安は続くけども、、、
この一年間で痛感した経営者としての甘えや緩さや傲りを変えて、残された人生において、「このGARDENという作品を、自分がどこまで創り上げてバトンを渡せるか?」という事で今は頭がいっぱいです。
まずは僕が大いなる青写真を描くことではあるけど、スタッフみんなにとってわかりやすくてワクワクできる、、
途中に苦難はあろうとも大きな目標に向かってみんなで必死で考え知恵を絞り情報を集め、、、
何か特別なことをするわけではなく、美容師として当たり前なことを繰り返して行き、、
これから益々我々の様な「教育型サロン」の業態が厳しくなって行く中で、それでも自分達が大切だと思う「オモイ」をカタチにしたらどんな組織が理想なのか、、?
その大いなる青写真を伝えたいとブログを再開したいと思いました。
経営理念に秘めた「オモイ」
目的と手段が逆転した時に人も組織も信頼を失います。
そのためにブレない経営理念やコーポレートミッションはあるのだけれど、、
それがどんな背景やオモイのもとに作られてどんな意味を持っていて、且つそれが風土にまで落とし込まれて。
なんとなくでもお客様に「他所とは違う何か?」を感じて頂けることが大切だと思います。
そんなことを伝えて行くためには、僕の約30数年にわたる美容人生を辿りながら、現在と行き来して行く中で、僕の頭の中と心の中にあることを、より多くのスタッフのみんなに伝わる様に文章で綴ること。
本にするほどドラマの様な人生ではありませんが。。。
それでも数々の経験や、時には危機においても大切にして来た事や失敗から学んだ中に育まれた大切にしたい「オモイ」。
「GARDENの未来の青写真」を伝えて行きたいと思います。
そしてまた、、ご覧頂いた方にも、僕がどんな人間でGARDENをどこに導こうとしてるのか?楽しみながら感じて頂けたら幸いです。