story 57

2021.06.29

 

一度ブーム時代の頃に森内をドッキリにはめるみたいな番組がありました。

素人の美容師がそんな企画の主人公だったんですから、、

恐るべきカリスマブームだったでしょ!?

 

有名になった森内に目をつけたあるプロデューサーが自分の別荘まで来て髪を切って欲しい!って。

僕たち全員仕掛ける側で、そのプロデューサーと繋がる事で更に大きな仕事が入るから、

絶対遅刻しないで行って来い!と()

 

別荘に向かう途中ではもちろん罠が仕掛けられています。。。

車で向かう森内の前に年老いたおばあちゃんが現れます。

この辺からは実は僕も記憶は定かではないんですが、、、

とにかく予定していた時間に大きく遅れてしまいます、、、

当然激怒したプロデューサーが様々に無理難題を押しつけて最後は「ドッキリ!」って言う流れだったんですが。

 

プロデューサーに「なんで遅れたんだ!!」って詰め寄られた時に、彼は何も言わず黙っていました。

僕は「ちゃんと理由(仕掛け)があったんだから言えばいいじゃん、、」とずっと思っていました。

でも彼は何も言い訳せず、ただただ「すみませんでした、、」

と全て自分の責任であるかのような態度を取り続けました。。。。

 

 

最初は「ちゃんと言い訳しろよ!」

「これがドッキリじゃなかったらどうするんだよ!!」

くらいには見ていましたが、、

 一言の言い訳もせず、ただただ謝り続けた彼に僕は感動していました。

 

それまでも楽しくも、一生懸命にみんなでやって来て。

僕はそれぞれにみんなを尊敬していましたが。

この時に森内という人間に、圧倒的に魅了されました。

その後当然みんなで「なんであの時本当の事を言わなかったんだ!」

と散々言われましたが、「なんとなく、、」と

 

その後も池田も含め、人で毎日のようにミーティングという理由で朝まで飲み、本当の意味での日本一の会社にして行きたいと思っていたところにあの「無免許問題」が起こりました。

お客様の影響は少なかったものの、やはり前に進んで行く推進力は弱まって行きました。