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story 64
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2021.08.12
緊急事態宣言下でのオリンピックもあっという間に終わってしまいました。。
個人的には女子バスケの銀メダルとか、、
サッカーはスペイン戦で何とか一点入ってたらもっと大盛り上がりだったのに~とか、、
男子ゴルフも松山君があと一つ入っていればとか、、
でも女子ゴルフのもねちゃんは、「ここで入れ!」って時に必ず決まって、観ていて楽しくて、結果も日本ゴルフ初の銀メダル!すごい!
色々ありますが、単純にスポーツイベントとしては、毎日のように面白いゲームがあって、中継にくぎ付けの二週間でした(笑)
でも、スタッフや大学生の息子世代は、オリンピックの開会式も他の競技にも対した関心もなく、、、
テレビを観ないどころか、テレビが無いことが当たり前のようです。
現在の感染拡大とか政治的側面とかは置いといて、僕は単純に「感動」が大好物で(笑)特に感動できるスポーツイベントとかは単純に素晴らしいと思ってしまいます。
なんでもそうですが、、
その勝負の一瞬のギリギリまで、目に見えない必死に積み上げたものが必ずあります。
特にオリンピックの頂点に立つような人たちにとっては、「金メダルを取りたい!」という人しかスタートラインにも立てず、そんな人達がライバル以上の想いと時間を懸けて越えた先に与えられる賞賛です。
そういうことに多くの人の心も動かされます。
そんな祭典が今日本で行われて、自国開催で活躍している沢山の選手がいるなら、単純に応援したくなるし、その感動を素直には共有すればいいのになぁと。
でも今回のオリンピックで一番感じたことは、、、
若い世代のオリンピック離れを危惧してBMXやスケボーやサーフィンが採用されたとも言われていますが。。。
やっぱり「ショービジネス」としての側面があるのか?という事。
やっている選手たちは、どんな競技でも同じように大変な努力をして闘っているんだけど。
背景に「ショービジネス」としての収益構造がなければ、正直食べて行けるはずがない。
どんな競技でも結果には感動できるけど、、、
正直勝ち負けがわかりづらかったり、観ていて面白味のないものも沢山あって。。。
そういう競技に限って「ショービジネス」にはなっていなくて。
イコールかはわからないけど、そういう競技の多くが「協会」みたいな「古い体質」のイメージと、その狭い中でルールや既得権が作られて行くんだろうと感じてしまう。
そして多分それは若い人達も敏感に感じていて、今回のオリンピックで、「成長性」のある「ショービジネス」になりうるものと、そうでないものの競技人口が明らかに分かれて行くんじゃないかなぁ。
お金じゃないって思っても、、、
人生懸けた結果が同じ「金メダル」でも、その後の将来が描けないものと、ロスに豪邸建てられることでは全然違うと思う。
それが誰の責任とかじゃなくて、これから益々そういうことを誰もが知りうる時代になって、若い人達は当たり前にそういう視点は当たり前に持つんじゃないかな。
楽しそうで(もちろんやっている側はそんな簡単なことじゃないけど)、正直儲かる方がいいには決まっていて。
それはスポーツじゃなくても何にでも言える事で、もうそんな事と以前は正反対にあった「スポーツマンシップ」という精神でさえも変わって行くだろうから。
特に「仕事」や「生き方」に関してだってどんどん加速して行くと思います。
本当に今は混沌としていて、「何が正しくて何が間違いか?」の判断が非常に難しい時代になったように思います。
早期リタイアとかFIREとかのキーワードも当たり前な若い世代にとって、いかに効率よく楽しく稼ぐか?って思考はどんどん広がって行くんだと思う。
実際はそんなに簡単ではないんだけど、、(笑)
でもそんなZ世代!?の人たちが、やりがいを持てる環境を作れないってことは、「協会」みたいに内輪で全てが決まるような競技と結果的には一緒。
やはりドラッカーの言う様に、「政治」「行政」「スポーツ」、、どんな世界であれ「マーケティング」は必要で。
つまりお客様、観客、ファン、市民、関係者、もちろんその組織に所属する人達。
誰に必要とされて、必要とされ続けるために日夜努力をし続けない組織は、これからどんどん衰退していくんだろなぁと。
何が正しいくて何が間違いか?
そこには倫理観みたいなことは大きく影響するけど、それだって価値観の違いで大きく変わる。
「ビジネス」としての成功が全てを決めるとまでは思わないけど、、、
全部セットで考えて達成していかないと、これから生き残って行けない時代に加速して行くんじゃないかなぁ。
今回のオリンピックは観ていてとても楽しかったけど、、、
そんなことを考えていました(笑)。