story 88

2022.04.11

 

経営についてvol 1

 

「経営について何を勉強すれば良いか?」

これは僕にとっても永遠の課題ではありますが、、

外部の経営者や幹部スタッフからもそんなことを聞かれることも多いです。

 

経営に関する書籍も無限にあって、何が大切か?も様々です。

皆さんが美容師として考えればわかると思いますが、技術、デザイン、接客、マインド、、様々な要素があるけど、どれも大切だと思うはずです。

でも「自分がどの様な美容師になりたいのか?」

 

例えば数字で言えばマンツーマンで80万か?150万なのか?

GARDENの様にチームで200万なのか?400万なのか?

そこに到達するための道のりは違うはずだし、当然今の自分の実力や協力してくれるメンバーのポテンシャルによっても、課題が大きく違うはずです。

 

経営も全く一緒で「何が重要?」って言っても「どんな会社にしたいのか?」で重要度は変わってきます。

そんな意味では、まさに「まずは何を目指すの?!」という事を明確にすることがスタートラインです。

 

その道のりにおいて、必要な人、金、モノを調達し、必要な知識を身につけ、自分の目標を見失わずに前進して行くしかありません。

でも長い年月の中で経営は当然「山あり谷あり」

そんな中でも「自分の目標を達成するまで見失わない」という事は最重要であるかもしれませんね。

 

今僕が特に気にかけているところは「価値観を整えて行く」こと。

長い目で見るとここは絶対的に大切なことなんですが、、、

すぐに答えが出て数値化できる方に人は目が行きがちです。

でも実は目に見えない数値化しにくいことのほうが重要だったりします。

 

最近よくスタッフに言っているのが、「気は使わず気を配る」

気を使って大切なことやダメなことを伝え合えない関係では、価値観は整いません。

ただ人は言いにくいことは言いたくないものです。

だから必要なことはダメならダメと言う、ただし相手の気持ちになって気を配って!

 

「ミッション」「バリュー」「ヴィジョン」などを良く耳にすると思いますが、、、

文章で掲げただけでは意味がありません。

文章化することも大切ですが、それよりもなるべく多くのスタッフが「同じ価値観」を持つことが大切です。

 

そのためには日常のちょっとしたことから、本当にくだらない飲み会での一コマやレクレーションなんかにおいても、

「言っている事の一貫性」が超重要です!

 

それが「風土」となったなった時に、いわゆる「インナーブランディング」という、会社の良さをまずは「スタッフ自ら語れること」に繋がっていきます。

そうすれば自然と「ファン」はできると思いませんか!?

 

人材育成、組織マネジメント、マーケティング、財務、法務、労務、総務、、経営の勉強は山ほどあります。

もちろん業種によって優先順位は変わりますが、、

少なくとも我々の様なサービス業に於いては、まずはそこが一丁目の一番地かなぁと思っています。