story 103

2022.10.16

 

経営について vol 6

[コミニケーションについて]

 

Z世代と言われる息子とじっくり話す機会があって感じたのは、「ゴールは同じでもプロセスが違う」ということを理解できるか?って。

彼らは僕たちが「無いが故に欲しがった」若い頃の欲求は飛び越えて、もっと精神的なゴールを見ている。

それは時代や環境が違うから当たり前で、更に彼らは「東日本大震災」「コロナ」「ウクライナ侵攻」と言った、僕たちが数十年で稀だった現実をこの短い人生の中で体験している。

 

昔のように「努力すれば全て解決する!」様な思考では無く。

未来に何が起こるか分からない不安の中で、堅実さや誠実さを求めようともしている。

部分的にスポイルすると、わかりにくいこともあるかもしれないけど、僕たち大人がちゃんと聞いて共感できれば、以外に理解する事も難しくないんじゃないかなぁと。

 

Z世代に限らず、大人側から常に理解しようとコミニケーションを取ることは必要。

だけど、組織という枠組みになった時にはそれだけでも足りない。

そういうコミニケーションのベースを取ることはもちろん、圧倒的な魅力を感じさせない限り、「理想」を持っている人間ほど離れてしまうもの。

人は「その人の魅力」と「未来への共感」が組織に留まる大きな理由だから、心が離れそうな時に「不満」を聞くことも大切だけど、それではまた同じことを繰り返すだけ。

 

なぜ自分がここにいるのか?

自分はどんな未来をここで作りたいのか?

そしてその未来のためにあなたがなぜ必要なのか?

こんな投げかけが出来なければ、傷口に絆創膏を貼るだけで、根本的なことは変わらないと思う。

もちろん様々なタイプの人の様々な考えがあって、去って行くことが全てネガティブではないんだけどね。

 

人は人に惹かれ、未来に惹かれ、明るて楽しくてポジティブなことに惹かれる

そんなパワーやエネルギーに溢れたお店や組織であれば、辞めて行く人に誰もが「もったいない!」ってなるんだと思う。

まぁ「理想を語るな」とか言われそうだけど、、(笑)

 

理解し合いゴールを共有すること。

そのためのプロセスも理解しあった上で、沢山のオプションを持つこと。

でもそれ以上に、魅力的でワクワクする未来を、それに向かう上の姿を見せ続けること。

 

経営は人です。

だから難しい

だからやりがいがある。