story 128

2024.03.24

 

Book readingという課題もあって、毎月一冊メンバーで選んだ本を読んで感想を言い合う。

最近特に本から離れていた僕だが、自動音声で聞くことを覚え(笑)、一気に読書する時間が短縮されここ数週間でニ冊読み終えた。

一冊目が15年前にも読んだことがあり、家にあった「ビジョナリーカンパニー②」

もう一冊が、著者が同じ団体に所属されている経営者の方で、「強い組織ほど正解を捨てる」

 

「ビジョナリーカンパニー②」を最初読んだ時には、「知識」と「理想」を得たと思えたが、今の自分にとっては感じ方がだいぶ違った。

まさに「自分が犯した誤ち」が何だったか?がはっきりとわかり、あらためて自分が目指したいと思う頂上がはっきりと見えた気がした。

「強い組織ほど正解を捨てる」でも、様々に学びはあったが、目指すゴール設定の具体性が明確になった。

 

ビジネス書に書いてあることは大抵シンプルで同じこと。

でもそれは自分自身や実際いるスタッフ、業種などに当てはめた答えはオリジナルでしかない。

経営者の共通の夢は、「従業員みんなを幸福にすること」

そう思っていてもできない理由が必ずあって、その壁を一つ一つ乗り越え、自身も組織も成長させて行くしかない。

 

「幸福になって欲しい」

「大切にしたい」

 

そう思うからこそ多くを受け入れ、認め、許し、組織の根幹のベクトルを複雑化させてしまう。

事業だけの拡大を目標にしても、その意味や意義を感じなければ、いつかは人は離れて行ってしまう。

「経営理念」とか「ビジョン」って言っても、その指針を心から理解し共感する幹部がいて。

その軸に沿って採用、教育、組織、役割、評価、戦略、経営判断、日々現場でなされる事など、全てに一貫性を持たせる強い意志が強い風土を作り。

そんな組織を作ることが先にあって、そんな組織が誰にどんな影響を与えたいのか?があって、その結果としての売り上げであり利益なんだと思う。

 

この一年間ほど、「自分は次に何をすべきだろう?」とずっと考えて来た。

「プロダクト事業」を新たに引き継ぎ、「セカンドライン事業」や「アイネイル事業」もスタートはさせた。

「他に更なる飲食事業とか、、?」

もしくは今のまま、全く口出しせず、本当の意味でのオーナーとか?

 

でも自分は何でGARDENをスタートさせたのか?を考えた時、そもそも僕の中に「理想とするお店、会社」はあったはずで。

今のGARDENがそうでないギャップがある以上、やはりそのギャップを埋めて行きたいし。

それは彼らに任せた以上、、なんて無責任でいていいわけがないと。

美容室経営に限らず、順風満帆な時なんて一瞬で、次々に問題は起こり、売り上げも同様で、ちょっと良くても半年後は地獄、、(笑)

なんて事をずっと繰り返して来た。

それはこれからも起こりうるのだろうけど、、、

もう一度リセットして、自分達の理想を明確にして、売り上げを追うのではなく、組織の目的を追うこと。

 

いつまで経っても、同じ繰り返しをせずに少しずつ前進して行くには、何をどう変えなきゃ行けないのか?

様々な経営者の方と交流し勉強し、また本も読み始め、自分の「視座」が変わって来た最近、今まで「わかっていても見えてなかったこと」が少しずつ見えて来た。