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story 72
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2021.10.03
『drive for garden 』
最初から「GARDEN銀座店」みたいな名前にはするつもりはありませんでした。
普通に考えたらその方がわかりやすいしブランドとして統一しやすい、、普通そうですよね~(笑)、でも僕らは違いました。
ヘアサロンを作るのは働いているスタッフ。
スタッフが目指したいこと、目標を達成させることが最重要で、それがスタッフ一人一人の能力を最大限に引き出すことができる。
GARDENが提供している商品は、具体的な物でもなく、マニュアル通りでそのクオリティーが一定を保たれるような商品じゃなくて、「その人」を介してレベルが決まってしまうもの。
だから提供するスタッフの気持ちやモチベーションや、目に見えない努力がとても大切。
そしてその「差」がブランディングであり差別化であり、僕が思うお客様に対する最高のサービスだと思っているから、、
本来ならコインの表側は銀座に出すことでのマーケティングや利益計画。
裏側にはもちろんスタッフの成長とか未来への構想とか、、
でもGARDENはそれが逆で、まずは「誰」が「何」を成し遂げたいのか!?
それがGARDENにとってどんなメリットをもたらすのか?
この時は河野と秋葉で、まだビューティー未開拓の銀座を表参道、原宿に並ぶ「聖地」にしたいということ。
更に言えば僕達がやって来たことを越える様なお店を作りたいと。
美容室のやることは全国津々浦々そんなに変わりません。
もちろん技術やデザイン、又は内装や演出でお客様の感じ方の違いはあっても、「お客様満足度」を決めるものは、数値化できないスタッフ一人一人の対応力だと思っています。
でも「そこの違いが大きな違い」
そしてそれを決めてしまうのは本人の仕事に対する姿勢やモチベーション。
お客様の満足度を上げて行くには、そんなスタッフ一人一人の行動。
当時から今まで、出店する際に「会社がやりたいこと」を優先させたことがありません。
あくまで「誰が何を成し遂げたいか?」
今は新しいdrive for garden に移転し、メンバーもロゴもコンセプトも大きく変わってしまいましたが、当時のロゴの「i 」の点のところがローソク火をデザインしていて、そこには「走る!前へ進む!」という前向きな意味と同時に「愛の火を大切にする」という意味合いがありました。
一人一人のポテンシャルを最大限に引き出しながらも、お互いにチームとして尊重し会える関係を大切にしたい!
愛情を持ってお互いを思いやる関係であること、、
GARDENが大切に思うこともしっかり継承しコンセプトに落とし込んでくれて、新たな銀座という地での挑戦がスタートします。
本来独立して初めての店舗を出すのであれば、とことん自分たちの理想や思いを大切に考えるもの。
優秀な美容師ほど型にはめられることを望まないはずでそこを大切に考えること。
そこに物語が生まれて行きます。
ブランディングには物語が必要で、物語があるからブランドは生まれるものです。