story 83

2022.03.11

 

ロシアのウクライナ進行に触れない訳には行かないでしょう。。。

 

つい先日までニュースやワイドショーではコロナ一色でしたが、最近は攻撃にあった街並みや人々の悲しい映像が当たり前の様に流れます。

それでもロシアは「自分達の正義」に基づいて、「ロシアから戦争は仕掛けていない」とまで言い切っています。

 

TVやSNS上でも様々な人達が様々な意見を言いますが、結局僕も含めた自身の身に起こっている事でない限りは「対岸の火事」でしかなく、特に生活や仕事で何かが変わることはありません。

人によって「正義」は様々で、ロシアから見た正義と西側の価値観の正義も全く違い、そんなことは人との関係で日常茶飯事に起こることで、それが大事になってしまった悲劇が戦争だと今回つくづく思っています。

「世界平和」なんて綺麗ごとを言っていても、結局「核」という切り札が全てを決めてしまうという現実も、多くの人が今回目の当たりにしてしまいました。

 

僕もそうでしたが、若い時ほど一方からの正義しか見えなくなります。

その一つしか無い「自分の正義」に向かうことが、若さ故のパワーとなって、様々に未来は切り拓かれて行くものです。

でも歳を重ねることで「それぞれの立場の正義」もわかってしまい、人の意見に耳を傾けられる一方、一つのことに邁進するエネルギーを生み出すモチベーションは削がれてしまうもの。

 

「ビジョン」や「志」と言った「理想」や「企業理念」も、所詮個人の価値観から始まるもので、それに共感する人とで作り上げて行くもの。

そういう意味では、歴史を作った偉人さんたちも、名だたる大企業を築いた人たちも、「自分の正義」に対する圧倒的なエネルギーを燃やし続けられる人たちで、ただその結果が世の中に受け入れられたか?そうでないか?と言う事。

 

人はちっぽけな存在でもあり、またそれくらいの大きな力を持って狂気となる存在でもあります。

どんな自分で生き方をするか?も、全て自分が決めること。

なんか評論家みたいになってしまいましたが、、(笑)

 

そんな人間の「性」みたいなことも分かった上で「自分はどう生きるか?」

若い頃はイケイケで、周りなんて何も見えずに「全て自分が解決できる!」(笑)くらいに思っていたんですけどね〜

「何が本当に正しいか?」さえこの歳になってもわからないのが正直なところですが、、

 

一つはどこかでそんな悲劇や大変な思いをしてる人たちに自分を重ね合わせた時に、今の自分がどれだけ幸せでそんな自分にはもっと何でもできることはあるんじゃないか?と思うこと。

そしてそんな自分を支えてくれてる人の顔を思い浮かべて、その人たちに何かを返せるためには、自分は何をすればいいんだろうということ。

 

災害は自然がもたらすものですが、人が引き起こす悲劇は防げるもの。

小さなことでも自分がそちら側にならないようにいたいし、今回のウクライナも早く解決してほしいと願うことしかできません。

そんなことも深く考え、まだまだ自分の理想や正義を追いかけ続けたい自分もいますが、結局他人がどんな状況でも休みはゴルフに行く自分も。。。

そんな矛盾のなかで自分の落としどころを見つけていくものだと考えさせられます。