story 110

2022.12.29

 

経営について  vol9

マーケティングについて ②

 

あえてマーケティングと言う名目にしましたが、、?

ビジネスにおいて9割(の人)はうまくいきません。。。

それはそもそもスタートラインから始まっています。

 

以前僕もよく「経営セミナー」なるものをご依頼頂き、全国をまわって来ましたが、、

ある時から、僕自身も周囲も違和感?というか、何かズレを感じはじめ。

もちろん周囲からも、「GARDENは特別」的な、あくまで別物?!として、興味本位的な見方であって。

その違和感は「明日から具体的に自分も真似が出来る!」みたいな要素ではないことが答えでした。

 

9割の人が、「明日から何かが変わる」という、安直で具体的な答えを欲しがります。

だから世の中の9割の人はビジネスで失敗します。

よく言われる、世の中の富の9割を1割の人が持ち、「あとはその他大勢」と言われる所以もそこかもしれません。

世を見渡せばいつの時代も、「安直で簡単に上手く行く!」的なことを求め、その回答ばかりで。

それがエスカレートすれば「ネズミコウ」とか「詐欺」とか「新興宗教」になって行くんだろうとさえ思ってしまいます(ちょっと極端ですが、、、)(笑)

 

デジタルが進むほどその仕組みを活かしたマーケティングを、誰もがこぞって真似をします。

僕も数年間、そんなことに振り回され、「CRM」なんかの横文字も覚えて(笑)、それに適したツールや社内整備のために投資もしてきました。

でも最近は、もっと投資リターンの高いモノがあるんじゃないか?と。

(ちょっとビジネス的な表現をしてみました)(笑)

 

GARDENの場合は、「デザインの満足度」がお客様に対しての大きな価値の一つで。

その促進をしたり、物販や他の付加価値に拡げて行くためのCRMは必要なんだけど、、

「何がコアか?」ってことを考えたら、優先的に投資すべきは「デザイン」であって、それを作る一人一人の「スタッフ」であって。

どんなスタッフを「採用」「教育」「長く雇用」する事で、「どんな結果を生み出すか?」

最近こんな同じ話しばっかになっちゃうけど(笑)、要はまずは「何がしたいの?」っていうスタートラインの話しなわけ。

 

「どこに行きたいのか?」ってゴールが最初から無いのに、「とりあえず独立したい!」とか、「何かやってみたい!」で始まれば、「なんでもいいから勉強すれば未来が作れる」と思ってしまう。

多くの人がビジネススクールで学び、オンラインサロンで学び、、、

でも敢えて言うなら、そこで同じことを学ぶ人が増えるほど、それは「明日からでも出来る」ことを多くの人が知り、より誰もが知っている安直な知識でしかなくなって行く。

 

未だ「現金のみ」で予約が取れない飲食店はいっぱいあって、デジタルなんか無縁(笑)。

それでも予約はいっぱい。

それはコストをかけてマーケティングを行う必要がないくらい、「商品」とか「サービス」とかのコンテンツが圧倒的に強くて、「噂」や「口コミ」と言うマーケティングが自然となされている。

 

では「あなたのビジネスにおいてマーケティングは何か?」は、「あなたのビジネスで売り物(強み)は何か?」が先で。

SNSでよく見かける「インスタマーケティング教えます」的なところには、知識はあるけど答えはなくて、それが9割の人が求める安直な回答と言うこと。

 

まずは「本質」を見極めましょう!

そのためには、「広く浅く」ではなく、自分が成し遂げたい事を「深く深く掘り下げる事」です。

僕レベルがわかった様な事を言うつもりはありませんが(笑)、自分も何度も失敗を繰り返しながら、そこに戻るいわば「ベーシック」の様なものです。

「パワーコンテンツ」が本来は先にあって、それを届けたいお客様に適切に伝えて行くことがマーケティングです。

「パワーコンテンツ」と言う「差別化」ができないにしても、その商品に応じた全体を構築する中の、あくまでパーツの一つがマーケティングです。

こんな小難しくて面倒な、たいして誰も読まないこのコラムも(笑)、一部の人にでも「GARDENの考え方が届けば!」と言う僕のマーケティング活動の一つでもあります。