story 116

2023.03.09

 

最近つくづく思うことが、優秀な経営者ほど事象の裏側にある「経営のベーシック」みたいなことを捉えるのが早く、かつ本質からブレずに徹底し続けてるなぁと。

 

「技術が大切」

「接客やマインドが大切」

「マーケティングや集客が大切」

 

どれも優劣をつける話しではなく、いずれかの順番で何度も再確認しながら、スパイラルの様に高めて行くもの。

 

経営者なら

 

「人間力」

「理念や理想」

「数字やビジネス」

 

これらも同様で、繰り返し再確認しながらスパイラルの様に高めて行くもの。

経営も人生も、自分にとっての課題をぐるぐる周りながら上昇して行くもので、一周目でわかる人もいれば、三周目で失敗しても忘れてしまう人もいて、早い段階で気付く人ほど、短い時間で上昇出来るわけだから、そういう人が「一代で財を成す人」なんでしょう。

 

スタートは身近な先輩を習う事で、ある程度までは早く成長出来る場合もありますが、その先は自分にとっての課題をぐるぐる周り続けるしかありません。

それが空回りしているのか?

上昇してるのか?

は明らかに数字という結果に出るのが経営者です。

 

僕の場合はこの年齢になると、大きな三周目くらいにいると思っているんだけど、良くも悪くも今の結果に見合ったレベルですw

ぐるぐる回って行く中でも、常に同じ状況で同じ問題にぶつかるのではなく、確実に年齢やその環境も変わって行く中で、同じ問題でもその時々で出す答えが変わって行きます。

それが良いか悪いかは人によりますが、僕の場合は変わってしまう事で失敗した場合が多いです。

 

若い時は自分も一緒に走って、誰よりもやっているわけだから、「あなたももっと頑張りなさい」って感じになる。

それが前線を退いて量が減れば、それを求める事に躊躇したり、社員がいてくれるからこその会社である以上、「スタッフの望むものになるべく答えよう」と言う感じになって行く。

一見間違いどころか正しい事でもあるけど、、、

 

本当に相手の事を考えるのであれば、厳しい事を言ってでも、成長を望ことが本当の優しさでもあって。

特に幹部のメンバーであれば、厳しくとも、その人が成長するための課題を与え、リードしサポートして行くことができないと、将来お互いが苦しくなる。

強い会社、成長し続けている会社というのは、時代の変化に柔軟であっても、トップがこの辺の本質をブラさずに、強い幹部が育ち続けている。

 

今また自分もそれが見えて来て(三周回ってですが、、)改めて自分の役割を見直しています。

年齢によって体力は落ちたとしても、気力や思考は研ぎ澄まされる。

幾つになっても人は成長出来るはずで、プレイヤーだろうが、経営者だろうが、「成長する場」を与えて、ギリギリまでやり抜かない限り未来なんて生まれない。

 

若い頃「優しくありたければ強くなれ!」とスタッフに言って来たけど、時代が変わろうと本当の優しさとは、やはり厳しかろうが、本人がキチンと自立出来る様に成長出来ること。

厳しくても自分が成長出来る道を選択し、一緒になってそれを乗り越えて行けるメンバーがいる事。

ウチはやっぱりそうじゃなきゃと思ってます。