story 122

2023.08.31

 

今年は本当に暑い日が続き、コロナも明けてゴルフやら旅行やらの機会も増えて、多分人生において今が一番焼けて真っ黒ですw。

 

ちょっと前ですが甲子園での慶應高校優勝で、高校野球の在り方が取り上げられたり。

ビックモーターの件を見ていても、様々に思うことがあります。

 

ビックモーターも、知床で事件があった観覧船会社も、ある方のコンサルを受けていました。

実は僕もその方の本は沢山読んでいて、以前は色々と影響を受けていました。

 

中小企業を成長させるためには、社長の圧倒的なワンマンが必要(良い意味での)!

まずは数字ありきの目標を明確にして徹底させる!

財務を強くする!

そして報道にあった様に、「点検」を徹底させて、ペンの置き方一つまでをルール化(トイレも手で直接洗うとか)させる!

社長が強いリーダーシップを取り、従業員は徹底的なルールに則って動かせる!

それが業績を上げ続ける会社を作る!と。

(昭和の象徴的な経営者像の様な感じですがw)

 

僕も経営者として過ごして行く中で、成長し続けるために沢山の本を読み、セミナーやMBAを勉強し、多種多様なたくさんの経営者の方と会って学ぼうとしてきました。

当然、結果としての「増商増益」は目指すべきだし、それがなければ自分も含めたスタッフを幸せにはできません。

でもその伝え方一つで、スタッフの捉え方は大きく変わり、「長期的な目的」より「短期的な目標」を追ってしまうことになります。

 

僕の周りにいる30代の多種多様な経営者たちは、まず生きて来た時代が大きく違い、価値観も違い、「昭和の軍隊ルール」みたいなのとは程遠いやり方で大きく業績を上げています。

「時代が変わった」とはどこでも聞かれるフレーズだけど、では自分自身や会社がどう変わり、変えて行くのか?を、僕ら世代経営者が明確に示せるのか?

 

僕の中では最近少しずつ見えてきたことがあります。

もともと僕はGARDENの生い立ちの経緯から、創業者でありながらも、それはたまたま「自分の役割」だと思ってやってきました。

なので子供に事業を継承させるつもりもなく、今は河野に社長をやってもらっています。

役員報酬なんかも「同額でいいよね!?」いう事でお互いが納得しています。

それを聞くと他の経営者の方からは「異物」の様な目で見られることもありますがw、それが僕の考え方です。

 

僕は昔から「自分で作り上げたモノ」よりも「みんなで作り上げたモノ」の方が単純に好きですw。

そして価値があると思っています。

そのためには、リーダーがある程度の指針を示し、一定のルールのもとでやって行く必要はあるんだけど。

 

一番大事なのって、メンバー一人一人がその作品を「最高」にしたいと思うか?

今であれば「多様性」を受け入れ、一人一人が自分の役割に対して、持てる個性と能力を200%発揮して、「最高の作品」を作り上げたいって思えるか?

会社運営において、全ての社員がそんな気持でやる事なんて「絵空事」って言われそうだけど、少なくとも上のメンバーはそうであって欲しいと思う。

 

数値目標があって、そのマイルストーンを計画に落とし込んで、PDCAで回して行くのがベーシックの時代から。

もちろん数値目標や計画は必要だけど、より多くのスタッフがGARDENという「作品作り」に参加意識を持ち。

「自分事」として、「最高の作品作り」と思える集団にして行く事が、様々な問題を越える一つの形でもあるかと考えています。

 

数値目標よりも、「自分たちの理想」を考え、追いかけて行く集団へ。

情緒的な表現ではあるけど、それが僕が示すGARDENが変わるべき姿だと思っています。