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story 30
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2021.05.07
当時の業界はFCや業務委託などの仕組み系サロンとその他に大きく分かれていました。
(もちろんいろんな分け方があって個人的な主観ですが、、)
カリスマトップ系には当然トップの技術や考え方や人間性に人が集まり。
仕組み系はその仕組みの報酬や待遇や将来性を求める。
原宿表参道界隈の場合、憧れやメジャーになることを目指してモチベーションも高くて意識も高い人たちが集まってくる。
そうやって一世を風靡する様なお店が出来上がって行くけど、、(GARDENのスタートもまさにそう!)
10年、15年と時間が経過すると、時代も社会も変わり何より自分達が歳を取り、価値観や人生観みたいな事が変化して行く。
最初は若い人同士でアンチ上世代の『仮想の敵』を作りやすい。
昔も今も変わらず、必ず勢いのある人たちが口にするのは「業界を変える!」というワード。
アシスタント時代や現在不満に思うことの改革を掲げて、それに共感する仲間たちと一丸となる。
ただし同様に、10年、15年と経過するうちに同じ様な組織内での変化が起こり、次の世代が同様な旗を掲げて独立して行く。
この業界はずっとその繰り返し、、
「美容師経営者のほとんどがプレイヤーであって、本当の経営を学んでいないしわかっていない」昔からそう言われてきました。
ここ最近のコロナでの変化で、SNSなんかでも同様の流れになっているのを感じるけど、
「部活のキャプテン的正義」が経営だと思っている人が多く(自分もそっち寄りですが、、)(笑)。
経営の本質的なところがわかっていない人がやはり多い、、、
役員報酬を多く取ることやゴルフに行くことが経営者として「搾取」してる的なことを言う人が多く。
それを「改革」と掲げる人は今も昔も同じで。。。
会社経営という中身がまだわかっていない。(自分も昔まさにそうだったけど、、)(笑)
その点FCや業務委託で拡大してたり、他業種から参入した仕組み系の経営者の方が、経営というものをわかっているとつくづく思う。
ただし「何がやりたいか?」によってなので、、
あくまで自分は全てのやり方を否定するどころか肯定していて、
「結局自分が何をやりたいのか?」が大切だと思っているけど。
シンプルに言えば経営は仕組み化であり、管理であり、、、
我々の様な人が商品である場合、全てのスタッフが同様に高いレベルの仕事を再現できるような「仕組みと管理を行うこと」が本来の経営。
なので「この人にしかできないカットデザインやカラーデザイン」という前提では「仕組み化」のしようがない。
それはオリジナリティであって、クリエイティブであって、、唯一無二で素晴らしいしかっこいいんだけど経営にはならない、、、
もっとタレント事務所的な経営手法がいいのかもしれないけど、、
でもそれだけでもないから難しいんですよね(笑)。