story 35

2021.05.16

 

当時の僕は、作品を作っても下手、、

何か次の仕事が取れる訳でもない、、

やってきた幅が狭いから全てに頭が固い、、

とにかくこの時期は今までの人生と人格を「全否定」されるくらいに叩きのめされました(笑)

 

人ってどうしても過去の成功例にしがみつきがちで、、

中途入社のスタッフ自分の弱い所を克服するために転職して、「以前の自分を変えたい!」と言っていても結局弱い所を変えれずにいる、、

 みたいなパターンがよくあるけど自分も一緒でした、、(笑)

 

以前のお店でやって来たことや上手く行っていたことに拘ったり、その程度の経験の枠でしか物事が考えられず、、、

そんな程度だったので、綾小路さんとはぶつかり合う時期もありましたが(笑)、そのうちに少しずつ『本質的なこと』気付かされて行きます。

 「根本的に違っていた」ってことを、、

「目指しているレベルが違っていた」ってことを、、

 

 「どうやったら女性誌で素敵なデザインを打ち出せる!?」

 「どうやったら有名になれる!?」

僕は何か「やり方」あってそれを身に着けたいと思っていました、、

 

多分。。。一つ抜きん出る人たちとそうでない人達との大きな『差』はここにあって。

「方法」とか「ノウハウ」を求めている時点で違っている。

大きな目標や夢を達成したいと思うエネルギーが有れば。。。

それが大きくて強いほど「方法」も「ノウハウ」目標を達成させるために必要として生み出された産物。

あくまでそれは「プロセス」で乗り越えるのが当たり前であったんだと。

 

 綾小路さんや野沢さんと出会ってあの時期を一緒に過ごせなかったら僕はきっと今だにその意味もわからない程度の人生を送っていたかもしれません。。

人はなかなか自分では変われないものです。

でも周囲にそんな大きな影響を与えてくれる人がいたり、そんな環境に身を置けば少しずつ変わることができます。

 

全人格を否定されるほど怒られたりしながらも(笑)、そうやって僕も感化されて少しずつ変化して行きました。