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story 126
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2024.03.08
過去にもそんな団体と触れ合うことがあったが、ピンとは来なかった。
その知人は10年以上前に通ったグロービスで知り合った。
大手上場企業の研修として参加する人、いつかは起業したいと参加する人が殆どで、僕の様にすでに企業していて、美容室経営で、しかも当時でも40歳過ぎというのは珍しく、特異な存在だったと思う。
MBAは戦略的な知識を学ぶ場で、専門知識やロジカル的には納得いってたが、やはり実際に経営してる僕からすると、ちょっと違和感のある事も多く、それは定量と言われる数値化やロジックでの解決だけで、現場はそこに定性という人の心やメンバーの価値観が入り込むことで複雑化して行く。
そんなことをよく懇親会では話していて、実際に経営している自分に、年長者ということもあって質問や相談もたくさんしてもらえた。
「ただいつかは起業したい!」という人は多くても、殆どがその川を飛び越えられず、「というか結局飛び越える勇気ないでしょ!?」みたいにしか見えてなかった。
そんな中で彼だけは何故か可能性を感じていて、ちょうど家族の問題を抱えている事もあってよく相談がてら飲みにも行っていた事もあり、「〇〇さんならきっと川飛び越えられるよ!思い切ってやっちゃえば!」ってよく煽っていた(笑)。
そしたら本当に会社を辞めて企業、そしてあれよあれよという間に上場まで果たした。
「須崎さんのおかげで人生変わりました!」
そんな風に言ってもらえるのは嬉しいけど、
「上場する前に株式持たせてくれたらいいのに、、」
と心の中で思った事は間違いない(笑)。
そんな彼からその団体のことをよく聞いていたし、自分も興味は持っていた。