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story 124
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2024.03.08
「心の中の空がくっきりと晴れて、今は目指すべき『great top』がはっきりと見えている。
まだ麓さえ見えていないが、これからはじまる新たな旅立ちに、ワクワクでいっぱいだ」
自分の犯して来た誤ち
このblogでも書いて来た通り、僕の創業は60人の仲間が、一緒に人生を賭けてくれた事からスタートした。
だから普通の創業者とは違い、最初から「My company」ではなく、「our company」
自分も最初から「今は自分がたまたま代表取締役を演じているだけ」と思い続け、だから子供にも相続させないと言って来た。
ある意味それは正しい考えではあったけど、同時にメンバー全員の多様な価値観を受け入れようとして、「個性」という履き違えた価値観でスタッフを混乱させて来た。
それでもプレイヤーのうちは、わかりやすい「数値」や「規模」や「憧れ」といった、スキルや事業規模でビジョンを語り、自分が背中を見せることで牽引できた。
そしてNYを出店して、今まで経験したことのない距離や様々な問題を越えることができず、不甲斐ない結果に終わった時、完全に僕は方向を見失った。
もちろん沢山の経営者とも空い、本を読んで勉強し、過去のblogでもわかったようなことを語ってはいたが、、
わかったつもりでいただけで本当には「見えて」いなかった。
そんな時にコロナが襲いかかり、人生において一番苦しくて惨めな時を迎えた。
でも自分ではわかっていて、コロナのせいで会社が後退したのではなく、それ以前から僕の中でのビジョンは曇り、その場凌ぎの方針や言動がスタッフたちを惑わせ、絡まり過ぎて解けなくなった糸を、幹部達に解かさせることでただ彼らを疲弊させて来ただけだと。