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『ミッションを見つける』
GARDEN stars. Vol.16
K.suzaki 2021.1
『ミッションを見つける』
他店の仲間達と立ち上げた『NEHAN』というシェアサロンが話題になっています。
「死ぬほど努力してみたくなったから!」(笑)
GARDENに入りたかった理由は何だったの?そんな質問に対して、開口一番の答えがそれでした(笑)。
でも入社してからは有言実行、アシスタント時代から現在まで、常に成長し続けることを自らに課して、今の彼があります。
アシスタント時代も、デビューの時も、お店は違えどそんな彼を僕もずっと見て来ました。
髪質改善に特化してチームを作り、生産性を上げて利益をシェアして行くなど、GARDENに正社員として属しながら、新たなことに挑戦し続けているNEUTRAL DOOR の森越道大くんの登場です。
「GARDENに入る前にも6年くらい美容師をしていたのですが、ずっと本気になれずにいました、、
当時の夢は『カリスマ美容師』(笑)だったのですが、なかなかエンジンがかからず。
努力する事がとにかく出来なくて、楽な方楽な方に流れていたのが嫌で、、
「成長したい!」
「自分を変えたい!」
そう思った時に、日本一のサロンがGARDENだと聞きました。
頑張りたいのに、頑張れない、、、
なぜだったか?はその時は分からなかったのですが、今思うと、後ろを向いても道があったからだと思います(笑)。GARDENに入ってからは後ろは崖だと思ってました!」
アシスタント時代大変だったことや印象的な思い出は?
「当時は家賃の安い、神奈川の通勤に2時間かかるところに住んでいて、とにかく睡眠時間がありませんでした、、
6年美容師をしてからGARDENに入ったので、初めは自信があったのですが。
何もできない苛立ちと焦りがあり、とにかく一日でも早く先輩に追いつきたい気持ちでした!
先輩はとても厳しく、「辛いな〜、、」と思うことがありましたが、、
逆にそれが、自分のモチベーションを上げる事になりました! 」
前人未到のスタイリストデビュー
そしてスタイリストデビューの時に彼は、『前人未到』の未だ誰にも破られない様な記録を達成します!デビューの時はどんな思いで記録に臨んだ!?
「一番になりたかったのか?はあまり覚えていないのですが、、、
とにかく、自分を変えたかったんだと思います。
自信がない自分を全て変えたかった。だから無我夢中という感じでした!
その頃はSNS時代ではなかったので、とにかく客ハンで、毎日渋谷、新宿、原宿を点々としていました!常に終電を逃して続けて、1ヶ月のタクシー代が30万円以上かかったくらいです、、、(笑)。 」
その後僕は、現在の奥様と一緒に食事に行ったことがあります。
その時に、当時は奥様も一緒になって客ハンをしていたと言うのを聞きいて、そこまでやってたんだと感嘆したものです(笑)。
そして彼はデビューと同時に、今の武蔵小杉の店舗に異動になります。
そんな努力家の彼なので、最初から結果が出るかと思っていましたが、そうではなかったようです。
GRANDTREE MUSASHIKOSUGI 2Fにある「NEUTRAL produced by GARDEN」
「お客様が求めている技術と、自分ができる技術力にギャップを感じていました。
とにかく求められる技術力、カウンセリング力、接客力を身につけるために沢山入客させてもらいました。当時はとにかく集客出来ませんでした、、
何年たっても自分を外に発信するすべを身につけられなかったので、かなり試行錯誤しました。とにかく全てやって、全て失敗して、、
その中で一つだけ、やり続けて楽しかったのがblogで、そうやってHP集客に辿り着きました! 」
武蔵小杉、駅からすぐの「NEUTRAL DOOR」
唯一無二な最強のチーム
その努力が実って集客出来るようになり、沢山のお客様から支持を頂く様になった時に、彼はまた考えました。
沢山のお客様に支持を頂けるほど、お客様に携われる時間が減り、お客様を満足させる環境が整わなくなってしまう、、
ずっと変わらず、お客様に対するクオリティを下げないチームは作れないだろうかと!?
そして一つの技術に特化することで、チームとしてのレベルを保てて、且つ差別化が出来ると言う『戦略』を彼は生み出しました。
「チームと言う発想が生まれた時、やるなら最強のチームを作りたかったです!
GARDENのようなデザインサロンでは、髪質改善やパーマに特化した人がいないので、デザインとケミカルな知識を融合すれば、唯一無二になれる気がしました!」
チームのメンバーに対する思いや考えていることは?
「とにかく素晴らしい人間になって欲しいと思っています。
できない事、やりたくない事はやらなくて良いし、その部分は全部カバーする。
でもやると自分で決めた事は、人生かけて、挑み、やりきってほしい!
人として常に成長したいと強く思い、絶対に人のためになる人間になって欲しい。
素晴らしい人格者、指導者に成長して欲しいと思っています。」
NEHANを作った意味や思いは?
「もっとみんなで美容業界を良くしたいからです!
変なしがらみがなく、目の前のお客様が喜ぶ、ただそれだけを目指す美容師がもっと沢山増えて、互いにシナジーを起こし成長していける。
美容室どうしの垣根を越えたサロンが必要だと思ったからです!
これからは、チームでアーティストのように、全国ツアーをできたらと思います。
全国のサロンで、髪を綺麗にするプロフェッショナル集団を目指して行きたいです!」
最後に後輩たちに伝えて行きたいことは?
「伝えたい事は沢山ありすぎますが、人生のミッションが何か?を早く見つけてほしいです。
まずは全てやってみる、思考した事を全て行動する。
いいな?と思った事を全てやった先にミッションが見えて来ると思います!
ミッションは世の中が求めている事、今世の中で不足している事。
「これがこうなったら幸せになれる」
それを創造する事。
例えば美容師であれば、美容師としてハサミを通して人の人生に寄り添い、変化させていく、導きだせる、導き出すこと。
あと、、、
「人は自分のためには頑張れない!」
「人のためには頑張れる!」
「目の前の人の期待に応える」
「遠くで応援してくれてる人を裏切れない」
『誰かのために頑張る事』が、一番のパワーになると自分は思っています。」
『ミッション』
企業の最初に作るそれは、そうありたい理想を目指して、未来のために軸として行く為にも必要です。
ただ個人としてそれを見いだすことは、とてつもない時間の中での思考と体験が無ければ、なかなか難しいことだと思っています。
ましてそこには「誰か」という第三者と、「〜の為に」という絶対的な利他があるからです。
アシスタント時代、デビューのとてつもない記録を打ち立てた時、そして昨年の12月にも更に凄まじい結果を残した時と、目に見える結果を着実に残して来た彼ですが、それ以上に目に見えない大きな成長があってこそなんでしょう。
『誰かのために頑張ること』
家族、お客様、後輩、世の中でそれを望んでいる人、、?
自分達は誰のために頑張っているんだろう、、?
『ミッションを見つけること』
永遠に追い続けるテーマかもしれません。
森越道大/NEUTRAL DOOR
GARDENトップスタイリストとして培ったこだわりある技術と、髪質やくせ毛の悩みに対して的確な判断と知識で、最新のパーマのオーダーが絶えない。ニーズが高いゆるふわパーマやダメージレスのパーマ提案は、お客様自身が再現しやすいと定評を頂き多くのお客様から絶大な支持を得る。個人で開設したHPでは、抜き出た存在感を放ち、パーマ美容師としてパーマの良さや考え方を発信し続けている。サロンワークをベースに、美容業界誌でも活躍中。
森越道大HP →http://morikoshi.net/