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- 寺尾拓巳 / Laf from GARDEN
コツコツは勝つこつ
GARDEN stars. Vol.1
K.suzaki 2020.07
「コツコツは勝つこつ」
第一回目で紹介するのは、現在 Laf from GARDEN で店長をしながら、グループ全店舗の教育を統括するディレクターとしても活躍する寺尾くん。
僕が最初に抱いた疑問は、超進学校に通っていた彼が、なぜ美容師になったのか?」というこでした。
「周囲は有名大学への進学がほとんどでした!」
「中学生の頃、イメージ通りにヘアを仕上げてくれる美容師さんを見て、美容師さんとヘアワックスに興味を持ったのが最初です!」
すでに中学生の頃の体験で、美容師への憧れやヘアワックスに携わる仕事という具体的な夢を持っていました。
そんな思いを持ちながらも入学したのは、地元では超が付くような有名進学高。
「先生からは反対されました(笑)」
周囲が大学への進学を決める中で、それでも友人や家族からの応援を受けて、彼は美容専門学校への進学を決めたそうです。
更に彼はマーケティングや簿記も勉強するべく、同時に短大へも通ったとか。
そしてGARDENへ入社。
「美容師でありながらも、様々なチャンスがあるGARDENであれば、ワックスの制作にも関わることができると選びました!」
彼は決して器用なタイプではなかったので、同期や周囲より早く結果が出たわけではありません、、
「コツコツは勝つこつ!」
常日頃から彼が後輩達に伝えている事、、
本当に地道な継続を重ねて来たからこそ、今ではたくさんのお客様からの支持を得る事ができた、、
また彼のもう一つの目標だったヘアワックスの制作にも携わる事ができました。
そして今、彼が最も力を注いでいるのが後輩たちの教育
GARDEN全店舗の教育を統括するディレクターとして、全店舗のアシスタントの教育全般を任されています。
つい最近のコロナ禍で、GARDENはアシスタントの教育をストップしていました。
「未来のために後輩たちの教育は止めては行けない、、」
そう言って彼は、
「手当てや自分の時間を削ってでもやらせてください!」
と幹部メンバーを説き伏せて、後輩たちの勉強会を再スタートさせてくれました。
彼が入社したのは2011年、、、
ちょうど東日本大震災が東京を襲った年で同期の入社は八名。
当時の幹部メンバーでは、採用取り消しも検討しましたが、、、
「自分たちの給料を削ってでも未来の後輩たちを守ろう!」
という声が上がり、全員入社に至りました。
もうその時の同期は二人になってしまいましたが、今でも彼はその話しを、事あるごとに後輩たちに話しているそうです。
これからの将来像は?
「アカデミーを立ち上げて、GARDENだけでなく、美容業界の技術レベルの底上げをしたい!」
イチ美容師としてだけではなく、業界に貢献できる、新たな美容師としての生き方を作り上げたいと、、
彼は今でも一番最後までお店に残り、テクニカルの資料や集客サイトのブログなどを続けることを欠かしていません。
同級生は有名大学から一流企業に就職して、結構な年収も貰っていたりするそうです。
それでも彼は美容師の道を選んだことに誇りを持っています。
「確かに今は彼らの方が収入が上かもしれないけど、僕にはやりがいと夢があります!」
「そのうち収入も抜きますけど(笑)」
中学生の頃に描いた目標をどんどん塗り替えて、新たな夢を見つけて行く、、、
「コツコツは勝つこつ」
そんな一見地味で当たり前なことの継続が大きな夢を掴んで行く、、
彼が教育者として後輩たちに本当に伝えたいことはそこかもしれません。
寺尾拓巳 Laf from GARDEN店長 / Technical Director
新大人世代に向けたデザインとヘアケアの両立を意識した、上質なエッセンスを効かせたリラックスヘアスタイルが得意。髪の悩みをキレイに変えるカット・カラー・ケア技術を柔軟に取り入れ、髪質にフィットするヘアエステなども提案する。幅広い年齢層の女性へ向けて、最新テクニックや情報をお伝えできるよう日々情報を更新し検証。弾む会話と丁寧でやさしい人柄で年上のお客様にも多くのファンを持つ。GARDEN group全体のテクニカルのトップとして、スタッフへの教育へ力を注ぎ、講師、トレンド発信を任せられ多岐にわたり活躍中。ケアリストの資格も取得。
寺尾さんが得意な「ヘアエステ」メニュー
髪がツヤツヤになると評判!自身のBlogでも詳しく紹介しています。