『世界と繋がる』

GARDEN stars. Vol.15

K.suzaki 2020.12



『世界と繋がる』

 

NYへ渡米して5年半。

コロナ禍において3ヵ月という休業期間を乗り切り、まだまだ不安が絶えない中、NYのトップとしてお店を牽引してくれるTAKASHI(TAKA)。

今回このタイミングで『カミカリスマ』に選ばれたことで、また更なる活躍が期待されています。

 

 

GARDENに入ったきっかけは?

大手のサロンが新たなコンセプトのサロンを作ることを知り、GARDENの前身であるそのお店で、一から作っていく過程を体感したかったから!

なんとか補欠合格できました。(笑)

 

当時僕達はACQUAのニューブランドとして、『ニュートラル』というお店を出した時でした。

まだ先がどうなるかわからない状況でしたが、三人の新入社員を採用しました。

いまでは同期の新入社員は彼一人です。(笑)

 

 

アシスタント時代大変だったことや印象的な思い出は?

実は一度お店を辞めているんです。

大きな事故をおこしてしまい、半年入院していました、、、

奇跡的に回復して、復帰したのですが、身体が今まで通りいかないので、長時間シャンプーできなかったり(シャンプーマンとしては致命的ですね)、中腰や長時間の立ち仕事はキツかったです。

お店にも迷惑をかけ、相談できる相手もいなかったので、自分が出来る事ってなんだろうって落ち込んでた日々が続きました、、、

 

それとスタイリスト前のモデルさんをカットしたデビュー前のテスト。

自分の価値観と見てくれる先輩方との価値観が合わず何度も衝突してました。

でもその分、自分の幅が広がった状態でデビューできたことを今では感謝しています。

 

当時はバイク通勤をOKとしていて、帰宅途中に彼は大きな事故を起こしました、、、

今ではもう笑い話ですが、当時は本当に大変でした、、

それ以来、もう二度とそんな事が起こらないように、GARDENは今でもバイク通勤は禁止です。(笑)

 

 

スタイリストになって苦労したことや思い出深かったことは?

デビューした日が当時の200坪のGARDENのオープン日!

8/4のGARDENの創業日がスタイリストデビュー記念日で、入社18年目になります!

GARDENの歴史と僕の美容師の歴史は一緒です!

 

最初の1年〜2年は自分自身の確立もまだまだで、お客様も少なかったので、頭を悩ませていました、、、

技術さえちゃんとできていれば、お客様はついてきてくれるって勘違いをしていましたね!

喜んでもらう意識が少なかったですね。(笑)

あとはやっぱり銀座へ移動した、drive for garden の立ち上げです。

充実した20代後半を過ごせました。

その時のメンバーとの切磋琢磨は最高に思い出深いです。

 

 

創業2年目に早くも銀座に二店舗を出店しましたが、まだ当時の銀座はヘアサロン不毛の地。

尚且つトップや幹部がほぼ同じくらいの年齢のメンバー。

大変だったとは思いますが、TAKAも含めて当時のメンバーたちは大きく成長出来た思い出深い時間だったと思います。

 

 

NYを目指したきっかけや行くまでに大変だったことは?

海外への憧れは小学生から抱いていました!

母が映画が好きで、一緒に見ていたから間違いなく母の影響で、きっと母も憧れがあったんだと思います。

映画の世界の中に自分の知らない綺麗なものがいっぱいある、、、

ずっと見て憧れていました。

GARDENがNYの出店を計画してることを知り、美容師という点と海外へ行くという点が線として繋がった時は嬉しかったです!!

美容師として手に職を持って海外へ出れる事は、人生においてラッキーでした。

でも日本の支持してくれてたお客様と離れる事を一番最後まで悩みました、、、

僕のお客様は永く来店されてる方がほとんどで、十年以上来店されてる方も沢山いらっしゃいました。

仲も良く、お互い楽しみながらいつもお店で会えていたので、僕のわがままでお客様を不安をにさせてしまうのではと、最後まで悩みました、、

ですが、NYへ行く事で、更に成長した姿を日本へ帰ってきた時に見せられるとも思いました!

お客様にとっての唯一無二の存在になれるように!

会える日数は少なくなるけど、NYで成長していく姿を、ずっと支持してくれてるお客様にお見せできることも僕にしかできない事、そう考えて決めました。

 



実際にNYに行ってからはどうだった?!

言葉やご飯ももちろん大変でしたが、アメリカのやり方や考え方をインストールするまでに時間がだいぶかかりました、、

日本でずっとやってきたので、固定概念が強く、NYでは吹っ飛ばして考えていくことが必要だったので、そこにシフトしていく葛藤の連続でした。

文化の違いは面白いですね。

NYに来て5年半。

NYでも沢山のお客様に会える事ができ、常連さんもたくさん増えました!

アジア人、欧米人、日本人も、、

世界とコネクトできてきているという実感があって充実しています。

 

 

今回のコロナで感じたこととかは?

大変は大変なのですが、、、

正直なところ、嬉しい事も沢山あります。(笑)

時間も取れるので、今まで以上にお客様と向き合って、、

この状況下でも来店してくれる理由、、

自分にこれから必要な考え方やスキルなど、、

今までの経験値を活かして、もっと本物の形にどうできるか?など色々考えています。

それらは全てにおいて、プラスのことばかりです!

沢山の方々からNYにご支援頂いたことも、僕も含めてメンバー全員が勇気をもらいました!

でも最近のNYは、治安が悪くなる一方なので、そこは懸念してますが。。。

 

 



今回のコロナ禍においては、NY支援の際にもお伝えしましたが、NYをはじめとする海外の情報に、僕自身も大きな不安を感じていました、、、

彼らの話しを聞いては、そんな状況に耐え、ポジティブに前を向いている彼らに勇気づけられました。

 

 

 

これからはどんな夢や未来を描いているの!?

「美容師として世界中の人と繋がっていたい!」

その想いが世界に出るにきっかけで、チャレンジできる原動力になっています。

それは今もブレず、変わらず、持っております!

世界から人が集まるNYで5年半経験し、日本でも毎回変わらずきてくれているお客様たち、、、

僕にとってNYと日本を往復する事は、ずっとやっていくべきでやり続ける事です!

「何故か!?」

僕という存在が、どこにいてもお客様の近くにあって欲しいと思うから。

そして現段階で日本とNYでお客様を担当できるのが、唯一僕だけだから。

そんな場所が「世界中にあったら?って」考えるとワクワクしませんか?

この先もずっと実行し続けて、どこの国であろうとずっと、お客様にとって唯一無二の美容師であり続けたい!そう思っています。

 

 

最後に後輩たちに伝えていきたいことは?

人が行動をする理由は、ただそれをやってみたい!それだけだと思います。

難しく考えずやればいいだけ。

僕の場合はパスポートがあるから海外へ行ける。

だったらチャレンジしたい。

それだけです。

 

GARDENという庭に色々なスタイリストの花が咲いています。

素敵な花が目の前にいっぱい。

自分の目標に近い人は必ずいるはず。

特にアシスタントや若手のスタイリストは、やりたい事を一心に考えやってみる。

失敗して悩んで聞いて改善する。

この行動全てが大切だと思います。

大丈夫ですよ。みんな同じですから。(笑)

 

 

僕に出来る事があれば、いつでも相談に乗ります!

何をやっていいかわからなくても、深〜く掘らせていただきますよ。

どこにいても繋がれるツールはありますから。

世界と繋がりましょ!!(笑)

インスタを随時更新しております。

よかったらフォローして下さい!

 

 

 

GARDENの、日本の美容文化を世界へ!

ちょうど6年前にNY店はオープンしました。

『GARDENの、日本の美容文化を世界へ!』

そんな思いでNYに出店しました。

当時オープンした時は感慨深いものがありました、、

でもオープンしてしまえば一つの店舗。

海外といえども日本同様、利益も出さなければ継続できません、、

海外という不慣れで文化の違うハンデキャップを背負っての、日本と同じような結果を求められることは本当に大変だったと思っています。

それでも彼が全てをポジティブに考え行動してくれてるおかげで、今もNY店は存続できています。

TAKAも言っていた通り、様々な花がGARDENに咲き誇っています。

沢山の先輩達から吸収して、自分色の花を咲かせてほしいと思います。

そしてコロナが終わり、機会があれば是非NYに行って、NY店を自分の目で見てもらいたいと思っています。



GARDEN New York

(TEL) 212 647 9303

323 West 11th Street New York NY 10014

Between Greenwich St. & Washington St.



 

 



TAKA 山岸貴史/ GARDEN New York

ナチュラルで持ちがよくてセンスがいいと評判のカットは、TokyoとNYの両方でゲストを抱える。骨格を見て軽さや長さを自由自在に一人一人へフィットさせるまさにオートクチュールのヘアカット。渡米後もNYでのコレクション、撮影やセミナーで活躍。

 

 

 

 

 

# NY # チャレンジ # ツナガル # ニューヨーク # 世界へ

twitter

facebook

line

関連記事