自分との「答え合わせ」

GARDEN stars. Vol.26

K.suzaki 2022.4



 

自分との「答え合わせ」

 

【 彼もニュートラルからの古いメンバー。どちらかと言うと「ユル系」で(笑)、本人のキャラもあってアシスタント時代は「いじられ系」(笑)。

スタイリストになってからも役職には就きませんでしたが、数年前ramieをオープンしてからは本人も言っている通り別人の様に変わって行きました。

その頃から「いつか経営をしたい!」という本人の意志のもと、今回GARDENで初の試みとなるセカンドラインを立川に立ち上げたgarden tachikawa 代表加藤貴大さん。 】

 

 



 

 

【そもそもなんで美容師を選んだの!?】

 

中学時代にお世話になってた床屋さんがカッコよくて!

髪に携わる仕事がしたいと思い、当時の時代の流れもあって美容師を選びました。

 

【当時のニュートラルに入った理由は!?】

当時有名だったのがアクアで、新しくできたブランドがニュートラルでした。

有名店から更に進化して行きそうな期待と、森内さんのスタイルに憧れ弟子入り気分で面接を受けに行きました(笑)。

 

【アシスタント時代はどんな思い出がある!?】

今思い返せば酷い事ばかりです。。。(笑)

シャンプー練習を3日連続で遅刻してめちゃ怒られたり。

泥酔して記憶を無くして次の日の撮影に遅刻したり。

ブロー中にお客様に嫌がられて泣かせてしまったり、カラーを失敗したりが続いて、いつしか「失客マシーン」と呼ばれる様になっていました。

それでも撮影にはたくさん連れて行って頂いて、ヘアメークの依頼も受けてるスタイリストについていた時期に、今でも有名なモデルさんのヘアメークの現場で、自分も少しメークをやらせて頂き紙面に載った時は嬉しかったです。

 



 

【スタイリストデビューした時は?】

GARDENのオープンと同時に同期3人とデビューしました。

当時は、デビュー月100万が当たり前な時代で、自分もやる!と後輩に公言しましたが、結果は達成出来ませんでした、、

 

スタイリストデビューしたものの、今考えれば、技術レベルも低く。。。撮影を頂いても可愛いスタイルが作れる訳でも無く、パッとしない日々を過ごしていました。

ただ「GARDENのスタイリスト」と言う肩書きだけがついた美容師でした。

そんなスタイリスト期間を過ごしていましたが、銀座に移動した際に自分の中で大きな変化がありました。

 

【それがRamieのオープン!?】

32歳ぐらいの時に銀座にRamieを出店する話しがあり、当時自分のお客様が大人っぽい方が増えたのを感じていました。

当時ホットペッパーに掲載しているのは、20代中盤の自分の後輩達。

若いお客様を集客して、後輩にはどんどん抜かされ自分では集客出来ず、、、

年齢だけが上の邪魔な先輩的な立ち位置で、当時の給料では生活出来ず、親から心配されてる様な状況でした。

そんな時にRamieの出店を聞かされ、「新大人世代」に向けたサロンというコンセントを聞き、自分のお客様にも合うし、ラストチャンスだとすがる思いだった気がします(笑)。

 

TOPのNaomiさんは、本質を見抜き結果にも厳しく、グループでの売上ダントツトップを維持している人でした。

それだけの人について行こうとしたので、過去に経験無いくらいに、精神的にも肉体的にも限りなく過酷に追い込んだ状況で過ごしていました。

おそらく、当時はどのスタッフよりも過酷だったと勝手に思っています。。。(笑)

昔を知ってるスタッフからは、原宿と銀座での印象が180度違うくらいだったと思います。

 

【ラミエはどんなサロンだった?】

TOPの熱量がとても強いお店だったので、Naomiさんを中心にまとまっていたサロンだと思います。

大人の方に向けたサロンが少なかった時代に、大人向けの発信をしたので、お客様からは評判は良かったと思います。

シャンプーの種類を選んでもらうシステムや、フロアとシャンプースペースを分けた作りにしたので、シャンプー中の居心地は抜群に良く、清潔感や安全安心を伝えられるサロンだったと思います。

また、店名にGARDENとつけなかった店舗で最初は認知度がありませんでしたが、それでも7年間継続して、2店舗目まで出せたのは、TOPの熱量とそれについて来たスタッフのおかげでした。

全ては自分次第ですし、自分の責任だと言う事が身に染みて教えて貰えた時期でした。

Naomiさんには感謝しかありません。

美容師としての姿勢や考え方、美容室で大事な事や人としての姿勢など、深く教えてもらえ自分が大きく変わった時でした。

 



 

【今回のセカンドラインの立ち上げ、garden tachikawa に手を上げたのは!?】

Ramieを経験して「経営」ということに興味を持つ様になり、全てを知った上で決定する様な知識を得たり経験をしたいと思いました。

年齢が上がることで起こる様々な問題や不安に対して、会社に全てを守ってもらうステージの先に行きたかったから。

自分が今までやってきた事が間違っていなかったかの答え合わせもしたかったし、もちろん自分の力で会社のスケールを大きくしたいとも思ったし。

他にそれをやっている人がまだいないし、自分にも後輩たちにも新たな道が拓けるし、自立も出来ると思いました。

 





 

【実際に立ち上げてみてどうだった?】

立川に決める前に様々なところをリサーチしました!

今回出店する流山も魅力的でしたが、早く立ち上げたいと色々物件を見ていく中で、採用なども踏まえて立川に決めました。

とはいえ、立川というエリアは全然知らず、いざオープンしてみて採用も集客も本当に大変です、、、

今は美味しいお店や、面白そうな場所をお客様から教えて頂き、昔の立川の事なども教えて頂けて楽しいです。

 

あと何より社内の周りの人への理解と浸透が難しかったです。。

新しいチャレンジをする際に、色んなところに歪みが出てきます。

何の為にやるのか?何で今の形なのか?理解してもらう努力は必要ですが、お互いに理解する努力も必要で、過去のやり方だけでなく、柔軟に新しい考えを取り入れていく必要もあると思います。

結果が出るまでは、どの様な新しい取り組みをしていくか?を言葉で表現でき、明確にして行かないと伝わらない。

意外と必要だと思っていた物がいらなかったり、必要じゃない物を一生懸命取り組んでいたり、本来教えるべき事をしていなかったりとか。。。

新しい取り組みほどTOPのセンスが問われると思っています。

 





 

【採用も大変だったよね!?】

今回は採用広告だけでは集まらないと思ったので、インスタでDMを送るなどのゲリラ作戦も行いました。

その結果トラブルもありましたが、、(笑)

そんな思いで来てくれたスタッフ達なので、彼らには今まで以上に美容師としての価値を高めて行ってもらいたいです。

成長がないと、価値が上がらないし、価値が上がらないと成長がないと思います。

自分に負荷をかけないと、成長はないし、価値も上がらないので、今のステージよりも上に上がれる様になってもらいたいです。

現場の問題は現場でしか解決出来ないので、今の立川スタッフと共に協力しながら、良いお店を作って行こうと思っています。

それ以外の問題は、僕がTOPである以上、周りから色々アドバイスは受けますが、最後は現場を見ている自分が決断して行きます!

その責任の全てを自分が負って。

スタッフも僕も成長出来る環境じゃないと意味がないと思っているので、知識、技術、センス、人間性、全てが成長出来るお店にしていきたいと思っています!

 





 

【 GARDENはスタートした時から、新卒者が来てくれることが当たり前な環境で、「スタッフがいない、、」という経験をした人はいません。

今回の出店にあたり、彼は有料サイトに頼らずに自力でスタッフを採用しました。

唯一そんな経験をした彼だからこそ、本当の意味でスタッフの大切さを知り、スタッフに本当の愛情を注げる人になれるのだろうと思います。

「大きく変わることができた!」というRamieでの経験をどの様に生かし、TOPとしてどれだけの熱量や強さを持って前進していくのか?

自身が教わり、経験してきた事との「答え合わせ」を是非してほしいと思います。

 

TOPは何を言い訳しても、その結果は全て数字で表されます。

スタッフも3名入社し、これからがスタートだからこそ、自身の心と頭にある「初心」や「想い」を整理して言葉にすることが大切だと思っています。

 

GARDENのセカンドラインの目標は100店舗です。

そのスタートとなる第一歩を踏み出した貴大さんに大きな期待をしています。】

 

 

 



加藤貴大 /  TAKAHIRO KATO

ふんわり柔かい大人の女性らしいスタイルのスペシャリスト

「艶、透明感、柔らかさ」のキーワードをもとにしたヘアスタイルは、大人の女性から人気が高い。フェミニンなスタイルを得意とし、中でもパーマスタイルには定評がある。女性らしい柔らかい質感表現には、ヘアケアがベースとなるが、豊富な薬剤知識を生かしヘアスタイルとヘアケアの両面から、新しい大人スタイルを提案。

 

得意な技術
ショートからロングまで、一人一人の髪質に合わせたスタイルを提案していきます。特にボブから鎖骨下ぐらいの長さのパーマスタイルはオススメです。自宅でも簡単にスタイリングできるように心がけています。

加藤貴大Instagram

 

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加藤貴大Salon information

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Laf from GARDEN /金曜日

GARDEN Tokyo /水曜日・日曜日

※GARDEN Tokyoにてご予約を受付ております

TEL/03-5537-5510

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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