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- 岡村圭那
『大切なのは会社の雰囲気作り』
GARDEN stars. Vol.31
K.suzaki 2022.12
現在オフィスは9人体制ですが、最初は経理一人からスタート。
主に総務、経理、プレスと、現場のスタッフを陰で支えてくれています。
GARDENも出産するスタッフが増え、彼女たちが復帰しやすい環境作りが重要な課題の一つだと思っています。
オープンして2年後に入社して、今では最古参の総務チームリーダーの中村圭那さん。
今回3人目の出産!
そこでも先駆者で(笑)、産休に入るにあたって、総務が思う「会社」と彼女が直面している「産休」について聞いてみました。
『そもそもGARDENに入社した理由は?』
2008年3月に入社しました。
入社前はANAでグランドスタッフをしていて、そのあとは医療事務をやってました!
当時のとらばーゆという求人サイトにGARDENが掲載されていて、
【一緒に新しい美容室を作りましょう!】
という言葉が、「なんか楽しそう!」と思い応募しました。
当時は200坪のGARDENしかなく、入社初日にお店にに行った時に
「ここは本当に美容室なの??」(笑)という感じでした。
でも当時200坪という場所で、スタッフ全員がキラキラした目をして働いていたのがとても印象的でした!
会社の雰囲気も「みんなで一致団結!!」という雰囲気が伝わってきて、エネルギーが溢れてる会社だと思いました。
200坪のGARDEN
『オフィスの仕事はどうでした?』
入社当時は経理・総務・庶務などさまざまな仕事をさせてもらい、経験が広がりました。
入社から5年?ぐらい経って総務担当になり、総務の知識を深め、日々学ぶ毎日でした。
『その後柳瀬さん(現オフィスマネージャー)が入社して大きく変わったよね?』
大きく変わったと思います!
最初は「ピンク色の靴下とピンクのYシャツを着た髭の変なおじさん」という印象でした(笑)。
でも沢山の経験をされて来た方で、総務としての知識も沢山教えて頂き、物事の考え方や捉え方も変わりました。
オフィス全体としては、ちゃんとした会社になっていった気がします(笑)
その頃から少しずつお店が展開される中で、最初は一つの箱でスタッフ全員が力を合わせて頑張っていたものが、それぞれの店舗の色があって素敵だとも思いますが、当時の一つの箱でスタッフ全員が頑張っている姿が見れなくなってしまいました。
会社が成長する事が嬉しい反面、そんな一面が見れなくなって、寂しく思う時もありました。
200坪のGARDENで全スタッフが働いていたのが、今でも懐かしく思います。
3人目の出産を控えるカナさん
『その後総務のトップとしてだいぶ責任感が強くなったと思いますが?』
そうですね、責任感はだいぶ強くなったと思います。
入社当初では考えられないぐらいです(笑)
最初は総務の知識も全然なく、当たり障りなく働いていましたが、、
会社とオフィスが大きくなるにつれて、「このままだと働いてる意味がないのでは、、?」と思い、総務の知識を増やすよう努力しました。
あとやはり毎日顔を合わせていないので、どこか他人行儀なスタッフを見ると少し寂しく思います。
オフィスもGARDENの一員です!
思っていることや、オフィスや総務に対して、「こうして欲しい!」とか思いがあるのであれば、遠慮しないで話して欲しいです。
アシスタントで入社して頑張ってスタイリストデビューして、お店でお客様の髪の毛を切っている姿を見れると、とても嬉しくなります!
GARDENの総務として、そんな現場のみんなが、いかに働きやすい環境で働けるかを考えることは楽しい事です!
『出産するにあたってはどうでした!?』
不安しかなかったです!
産休育休を得て戻ってくる時に、「GARDENはまだ自分を必要としてくれるだろうか?」
「復帰をしてその時のGARDENで自分には何ができるのだろうか?」
そんなことを考えながら育児休業してました、、、
そして更にコロナ禍で、世の中がこんなにも変わるとは思ってもいなかったです。
1人目を産み復帰したばかりでコロナ禍になり、オフィスはテレワークも導入し、お店も休業になったりと、先が見えず不安な毎日でした。
この3年ほど産休育休を繰り返しているので、正直GARDENの店舗展開、会社の体制の変化についていけてないです、、
復帰をして、「よし!会社の体制を変わってきたし、またイチから頑張ろう!!」
と思っていたところで、更に3人目を産むとは微塵も考えていなかったので。。。(笑)
「果たして復帰した時に自分は必要なのか、、?」
「また産休に入るのか?とか思われるのかなぁ、、」
など不安に思うことが色々あります。
オフィスのメンバーには、色々迷惑をかけてしまっていますが、いつも何かあった時に助けてもらえて感謝しかないです。
『GARDENでも産休育休に対する休暇や保証はあるけど、最後はやっぱり個々の家庭の事情があって、それに応じた働き方を応援するしかできないかと思うけど、総務としては具体的に何が必要だと思いますか?』
出産前と出産後だと今まで通り働く事が難しいと思います。
子供が急に熱を出したり、お迎えがあってフルで働けなかったり、、、
そんな中で復帰後に自分が美容師として、または総務として、どんな働き方をすれば自分自身の成長にも繋がり、子供との時間を大事にできるんだろう?と考えた事があります。
キャリアプランとは少し違うかと思いますが、私の場合「今までよりも少ない時間でいかに業務効率を上げ、さらに総務の知識も深めながら自分自身も総務のマネージャーとして成長していこう!」という目標はありました。
でもそれにはやはり、一緒に働く仲間の理解も必要だとは思います。
それは結局「雰囲気作りなのかな?」と思います。
3人目ができて、また産休に入るのか、、、と正直落ち込んだ時もありましたが、
「3人目ができて、また産休に入るのでご迷惑をおかけします。」
と伝えた時に「おめでとう!!いいね〜!迷惑じゃないよ全然!みんなで育てようよ!」と言ってもらえてとても嬉しかったです。
また他の方にも「産休でいないのは寂しいけど、子供は3人がちょうどいいよ!頑張ってね!」と応援していただけて嬉しかった。
そんな会社が作る「雰囲気」なのかなと思いました。
現場の美容師さんも出産が増えて来ましたが、ママさん美容師がどんどん増えて欲しいと思います!
女性が輝ける会社でもあると思うので、ママさん美容師もキラキラしながら働ける環境があることは幸せな事だと思います。
美容師の場合、子供の急な熱で休まなければいけない時など、ご予約のお客様に迷惑にがかからないよう、一緒に働く仲間がカバーしてくれる環境とかが大切なのではないかなと思います。
そんな環境を、総務と現場の幹部の方たちと協力して作り上げていきたいと思います
オフィスのメンバーは、それぞれの部署で目標などは違いますが、みんな「現場スタッフのために!」という思いは一緒なので、これからもみんなで力を合わせて、GARDENのために切磋琢磨しながら一緒に頑張っていければと思っています。
『GARDENがオープンして初期の2年目に入社して、会社の成長をずっと裏側で支えてきた彼女は現場の幹部と同様の柱だと思っています。
最初はたしかに危うい感じでしたが(笑)、何年か経つ中で、「オフィスのメンバーも現場の美容師と一緒で、ただ言われたことができるだけじゃなく、あなただからと言われる存在になって欲しい」と言う僕の言葉通りに、強い責任感を持って総務の仕事を全うしてくれています。
そんな彼女が出産にあたって、こんなに不安に感じていたとは思っていませんでした、、
現実的な「時間や収入」と言う側面もあって、例えば出産中でも収入が得られる様なECの仕組みを構築するとか、、
そういったことは、これから会社として作ろうとしているけど、「雰囲気」と言う空気作りは、ルール作りとは違って、GARDENのスタッフみんなの「相互理解」。
彼女たちと同じ経験をするスタッフや、実際にそれをサポートしたスタッフが増えていく中で少しずつ変化するものかもしれません。
応援して声を掛けられるスタッフがもっと増えて、より不安が減って行く「雰囲気」に変えて行きたいと思います。
中村圭那 KANA NAKAMURA
GARDEN を支えるオフィススタッフ。2児の母。間もなく3人目を出産予定。
サロンスタッフとしっかり向き合うスタンスでスタッフからの信頼も厚い。明るい人柄でオフィスのムードメーカー的存在。