デザイナーと管理職の二足の草鞋を履く

GARDEN stars. Vol.5

K.suzaki 2020.08



 

デザイナーと管理職の二足の草鞋を履く

ちょうど一年前の7月。

スタイリストとしてずっとGARDEN Tokyoで働き、副店長をしていた彼に、急遽drive for garden への異動をお願いした時、その場ですぐに「全力で頑張ります!」と。

 

コロナで諸々あった時にも、

 

「絶対に乗り越えましょう!!

不安な想いをしている世の中の人達に、GARDENは勇気と喜びを与えていける集団でありましょう!!」

と、彼が一番最初に熱いメッセージを送ってくれました(笑)。

ちょっと控えめだけど、熱い気持ちを常に秘めどんな時でも前向きな、drive for garden の代表を務める今野佑哉くんです。

 

 

「GARDENを選んだ理由は?」

仙台で産まれ仙台で育ち仙台の学校へ通い、何も不自由なく、たくさんの方々に守られながら、自由に学生時代を過ごしていました。

でも日本で生きているならば東京で荒波に揉まれて、平坦ではなく濃い人生にしたいと思い上京を決めました。

 

高い壁の方が登った時に気持ち良いと思ったから、、

 

最初は立川のサロンで約2年働き、そこで都心部でも闘っていける自信がつきました。

その後1年半近くは美容師もせずバイトしながら自由に生活し、たくさんの人との繋がりを持ちました。

その時繋がりを持った美容師の大先輩のサロンで働かせてもらいながら、夢を思い描く日々でした。

 

そんな時にGARDENがオープンしたそうです、、

 

全てのカテゴリーを網羅しているようなサロンですごく興味が湧き、そのうちにGARDENで働く事が憧れのように自分の中で変化してきました。

 

GARDENのスタイリストは、性別関係なく、様々な年代、様々なテイストのお客様全てをクオリティ高くデザインし、外部活動に関しても各雑誌を網羅していて業界誌でも活躍。

 

さらにはGARDEN本まで発行し、、

 

そんなGARDENで一人前になれれば、きっと一流美容師になれると確信し、GARDENで学ぶことが出来れば、何歳になっても夢中で美容師を楽しんでいけると思いました。

 

『生涯美容師として濃厚で楽しく生きられる』

 

そう感じられたことがGARDENを選んだ理由だそうです。

 

 

「どんなアシスタント時代だった?」

なかなかチェックに受からず、モデルさん探しが一番苦労しました。

朝6時台から夜は終電ギリギリまで教えてくれる先輩達に、少しでも結果という形で恩返しをしたかったのに、、

チェックに落ちた時先輩に報告するのがすごく申し訳無くて、、

 

押しつぶされそうでした、、、

 

厳しくも愛があって、大変だったけれど本当に毎日が濃く楽しくてあっという間に過ぎていきました。

今はタブーだけれど、アシスタント時代はこっそり店に泊まって深夜まで練習をみんなでしていて、そんな日々が本当に楽しかったです。

 

 

アシスタント時代は誰でも苦しいもので、辛い思い出が多いのが普通です、、、

今野くんは根っからの美容師好きで、だからこその熱い考えや行動は、昔から一貫していました。

今は店舗の代表として管理業務も行わなければならない、、

それでも作品撮りなど、美容師としてのクオリティを上げる事にも、彼は気持ちを抜きません。

 

 

「デザイナーと管理職の二足の草鞋を履く事についてはどう考えてる?」

まず僕は負けず嫌いです。

デザイナーとしても劣りたくない、役職業においても劣りたくない、

アレもコレもやってみたくなるのが自分の性格です。

何か一つだけを、、、

というよりも美容師として必要な要素を、バランス良く持った人間でありたいと思っています。

常に様々な課題や楽しみが生まれるような、飽きの来ない毎日を過ごしたいです。

それだけに浅く広くなりがちでなんですが、、、

全てををつめていきたいです!

 

 

この世代とはよく飲みにも行きました。

僕の講演を聴くためにわざわざ大阪まで来たりとか(笑)、、

僕も経験しましたが、彼らの年齢は、美容師としてあぶらが一番乗っていて、美容師としての自分をもっと成長させて行きたい気持ちと、同時にキャリア的には管理職にも足を踏み入れ、自分自身がどうなって行きたいか?に迷う時期でもあります。

そんな中でも今野くんの軸足は、美容師としての成長からずれたことがありません。

 

 

 

「将来についてはどう考えている?」

将来の終着点やゴールと設定しているものはありません、、

常に「楽しそうだな、面白そうだな、ワクワクするな」と思える方向を選択して歩んできました。

日々をどれだけ面白いことをやりながら楽しんでいるか、という事を大切にしてきました。

僕がやりたい事は、美容という素晴らしい仕事を通じて人を猛烈に喜ばせること!

人に喜んでもらうこと、楽しんでもらうことが、僕にとっての喜びであり面白いと思えることです。

先輩達が築いて来た場所を、継承し歩んできたので、これまでの経験を活かして、この先そんな先輩達を超える、新たなパワースポットを作り出す事をしていきたいです!

今回のコロナによって、美容師って人に前向きなパワーをものすごく与えることが出来る、本当にやりがいのある仕事だと更に感じる事が出来ました。

今は守りがちな時ですが、人生一回なので、攻めないと点も入らないので、攻めていける自分でありたいです!

 

 

GARDENには男女問わず、こんな『THE 美容師』(笑)みたいなメンバーがたくさんいます。

男性美容師は、特にある一定の年齢になると「マネジメント」を要求されます。

今の時代、逆にマネジメントだけに特化して成功している例も多く、そんな例に流されて、どっちつかずな美容師もとても多く見受けられます、、

「美容師の素晴らしさ」を後輩やお客様に感じて頂くためには、やはりそれ相応に追求するだけの、情熱や時間や労力が必要です。

彼はGARDENに入りたいと思った時の、

「生涯美容師として濃厚で楽しく生きられる」

という気持ちと情熱を変えずにここまで来ました、、

今野くんには、そんな気持ちをずっと貫きながら、GARDENで活躍し続けてもらいたいと思っています。

 

 



今野佑哉 /  drive for garden代表

女性をワンランク上にみせてくれるおしゃれな雰囲気のヘアスタイルや、肌の透明感をアップするようなカラー提案に定評がある。自宅でも簡単なスタイリングで仕上げることができる再現性の高いショートやボブのカットは、お客様からも支持が高くリピーターが多い。GARDENのトレンドを引率するオピニオンリーダー達で結成されたGARDEN「LIVE」メンバーとして、講師や撮影など多岐にわたり活躍中。

 

 



撮影や講師活動へ積極的に取り組む今野さん。

 

 

# ミライ # 今野佑哉 # 情熱

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