今年も行われたタマリスサロンコレクション。
今年もGARDENがメイン会場となって、200名のゲストを招いてのステージです。
高橋君、布瀨さんを中心としたメンバーで、サロンワークの延長上のデザインワークを披露し、ファッションやポイントテクニックをキーワードに、ショートからミディアムまで10体のデモストレーションを行いました。
表現力や演出力もあるんだけど、やっぱりなんだかんだ言って、仕上がったデザインが可愛くないと何も説得力がないんだけど、その点はさすがにばっちりでしたね。
本人たちはもちろん一生懸命だったんだけど、GARDENとしては高橋君と布瀨さんたちだけでこれだけの事をできることに、層の厚さを感じたというか。
やっぱりGARDENは発信型サロンである以上、スタイリスト全員がそんなことを当たり前にできなきゃいけないと思ってる。
そういう意味では、見に来ていたスタッフたちが一番刺激になったんじゃないかな?
実はそのあと森内さんと、あのアースホールディングスの國分社長の講演を聞きに行ったんだけど、わずか20年で200店舗ものお店を作り、今現在美容室経営の会社としては、田谷とアッシュを抜いて日本一の売り上げを誇ってる。
この業界の経営者は数字に対して無知で、計数を知ることとか、数字に対してシビアになることで組織力を上げるといったことに殆ど関心を示さず、そういったことをちゃんとしてる所だけが今は成功してるのだという。
それだけの結果を出せる事は、経営者としてとてもすごい事だとは思うし、自分自身数字に対してもっとシビアになる必要性も感じていて、まだまだ勉強しなきゃいけないことややらなきゃいけないことが山ほどあるというのが今の実感なんだけど。
國分社長が言ってたことで、「もともと自分は美容師には興味がなかった」「手っ取り早く社長になって稼げると思ったから」って聞いて、もちろん美容師としても一生懸命やったからの今があるんだろうし、美容に対する愛情もきちんと持ってるんだろうけど。
やっぱりこの業界だったら、ちゃんと美容にのめり込んで、一生懸命美容をやり抜いた人がトップに立つべきだと思っちゃうから、自分なんかはすごく悔しく感じちゃう。
今日のタマリスサロンコレクションのタイトルの『We Love Salon』じゃないけど、美容が大好きで、お客様を可愛くしてあげることに喜びを感じて、サロンに愛情を持って、スタッフとも従業員という関係以上の繋がりがあって、それでこそ美容師は楽しいと思うし、だからこうやって徹夜で練習して、みんなの前で発表できるような自分に成長させようとするわけだし。
そんな美容師さんたちのお店、それはもちろんGARDENだけじゃないんだけど、そんなお店がトップに立ってなきゃおかしいし、「そんなんでいいの?」とか思っちゃう。
今日の唯一の反省点として出ていた客観性の足りなさ。
「自分たちの中で満足してても果たしてそれがきちんと周りに伝わってるのか?」ということ。
いくら素晴らしい事を言ってても、素晴らしい事をやってても、それがちゃんと伝わってないときちんとした結果にも現れてこない。
自分たちでは「やってるつもり」でも結果が伴わないのはそういうこと。
実はその辺が全てで、僕たちも「やってるつもり」でいるような甘い考えは捨てて、結果が出せるまでシビアにとことんやり抜くことなんだろうね。
やっぱりこの業界のNO1は、そんなお店がならなきゃいけないと思うんだけどね。