vol 740 モノを売る難しさ

ご紹介したように、現在銀座松屋で『イデアル』の販売をしていて、スタイリストが交代で販売を担当しています。

 

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今回のイベントへの参加は様々な意味合いがあったんだけど、スタッフがあの場所に立って、「モノを売るという」体験を通して得られる事が、すごく大きな収穫だと思ってます。

人にモノを売るという事はとても大変で、でも当たり前だけど、そうやって何かを売らなければ誰も生きていけない。

まして100人にモノを売るという事は本当に大変で、どれだけの努力が必要かという事は、今回参加したスタッフは痛感してると思う。

 

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だけどサロンでは意外と簡単に100人のお客様が来ているように感じちゃてて、例えば月に300人お客様が来るスタイリストと比較すれば「自分は100人しか来ない・・・」なんて思っちゃったりもするんだけどね。

 

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でも実は月に100人もの人が買って下さるという事実はすごい事で、技術者だからそれがいつの間にか当たり前になって、その価値を忘れてしまうんだよね。

 

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二つ見方があって、という事はお客様が少ないと感じてるスタイリストも、実はすごい事をやってるという自覚とプライドを持った方がいい。

もう一つは、やっぱりお客様がモノを買って頂くという事は簡単な事じゃないんだから、そのひとつひとつの仕事の在り方、一人ひとりのお客様に対する気持ちを見直した方がいい。

 

一つモノを売ることの重要性と難しさに気付けば、一人ひとりに対する姿勢は変わるはずだし、逆にそうやって認めて頂き買って下さるお客様が増えれば、自信ももっと持っていいはず。

 

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西山さんが「ああゆう所に立つと、覇気がない、笑顔がない、姿勢が悪い、だらしない、挨拶さえできない、そんな事がはっきりと見えてしまって、そんな人からはきっとお客様は何も買いたいとは思わない」って朝礼で話してた。

美容師も同様で、技術を追いかけてたって、そもそもそれ以前にお客様から見て買いたくない人は、技術なんて勉強しても無駄で、それより先にお客様から見た自分の姿を変えるべきで、結果の出ない人ほどそういう事が全く解っていない。

 

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松屋では終了10分前には全員並んで立ち、お客様を見送るそうです。

「それをやったから結果が出るのか?」

決してそうではないけど、そういう姿勢が大切だということです。

お客様の目線、声を感じ取れないお店やスタッフは、これからは必要ないんです。