vol 742 絶対的な量の差

久し振りにアシスタントだけとの食事。

春からの新体制に向けて、立て続けに殆どのアシスタントと話そうと思ってます。

 

IMG_0605

 

たまたまプッシュの強かったこの3人、アシスタントの中でも頑張ってると先輩の評価も高いメンバーです。

最近「練習量」みたいなことも取りざたされてて、ある方に言わせると、月100時間以上練習してるアシスタントは全国でもトップレベルらしいんですが、彼女たちは当然ゆうに超えています。

 

新体制で何をしようかと言うと、簡単に言えば『筋肉質』のお店にすること。

今お客様にリクエストされない美容師が全国的に問題ですが、時代背景の違いはあるにせよ、僕から言わせればそんなの本人が甘えてるだけ。

年明けから幹部全員との面談をし、今抱えてる問題点や、これから1,2年の中期ビジョンの中での自分のあり方などの話をしましたが、全員が一様に今の後輩たちの将来を最重要に考えていて、そうした伸び悩んでるスタイリストを成長させることについて真剣に考えていました。

 

彼らが口を揃えて言っていたのが「自分たちの時代はチャンスがあった」「自分たちは考える間もなくやるしかなかった」「今はチャンスも少ないし、何を頑張っていいか解らなくなってる・・・」

確かに上を目指すために徹底的に量で勝負してきて、その間有無も言わさずにやらせてきたけど(笑)、じゃあそこで今のスタイリストと結果の出てる幹部は何が違うか?って言えば、その経験もしくは練習の量の絶対的な差なんだよね。

GARDENにも気づいてみれば、大して練習もしないようなアシスタントもいるみたいだけど、そんな人間がろくな美容師になれるはずがないし、スタイリストだって徹底的に量をやらなきゃ上手くなるはずがない。

美人スタイリストで有名な布瀬さん?(笑)は、あれだけ忙しいスタイリストでそれなりの年齢なのに(ゴメン)、いまだにその手はネイルなんかで綺麗に飾られてなく、アシスタント以上にカラーが残り手荒れしたような状態で、それがいい悪いじゃないけど、実際いまだにシャンプーもカラーも自分でやってるからそうなってるわけで、そんな手を見るとつくづく頭が下がる。

人生を幸せに生きる事はホントはすごく大変なことで、モノを売る話じゃないけど、そんな自分が食っていくだけの財産を身につけようとしてるんだから、20代なんてそりゃもう死にもの狂いで頑張るのが当たり前で、「人が遊んでようが寝てようが、できないならできるまでやる!」

それをやり抜いた人だけが、美容師として幸せになれればいいんであって、それができないなら美容師なんて辞めた方がいいと思ってる。(自分も苦しくて何度も辞めようと思ったけど・・・)(笑)

 

先輩が技術を教えたり後輩を指導するのは義務、なぜなら自分たちもそうして育ててもらったはずだから。

先輩がするべきことは、常に後輩に追いつかれず新たな道を切り開いていくこと、

そのためには後輩よりも常に先を走り、努力を重ね、尊敬される存在であること、自分が成長しなければ後輩の将来もないんだから、それができないなら先輩として存在してちゃいけない。

新体制では何のことはない、GARDENとして当たり前にそうあるべきだった体制に戻すだけのことで、その辺をもう一度アシスタントの皆と話してみようと思っています。