今年デビュー予定の4年生、今年は7月までには10数名デビューする予定です。
「売らなくていいからお客様の為になることをしなさい」そう言って販売員同士の競争を無くし、売上を何倍にも伸ばしたアパレルがあるといいます。
自分の知ってる経営者の中にも、「利益よりもスタッフ満足」とか「売らなくていい」というような表現をし、素晴らしい結果を生んでる方が沢山いらっしゃいます。
それは結果を出してる人間なら理解できる、「卵が先か?鶏が先か?」みたいなもので、考えの根底は同じでも、その表現で180度違う事に聞こえ、それは働くスタッフのモチベーションまでをも大きく変えます。
これからGARDENはもっとシビアに一人ひとりを評価し、その結果如何では、それなりの厳しい対処をして行こうと思っています。前回の「当たり前な事を当たり前にやる」と同様に、ニュートラルをオープンした時に「スタッフの辞めないお店を作る」と宣言していて、 それはスタッフ全員が当たり前のように成長しいけば、どんどん人は増え、そうやって大きくなるのがこの業界の当たり前の事だと。
ところが気付いてみれば、どこかで成長のバランスが崩れ、そうした当たり前に成長出来なかった人達のレベルに合わせ、逆にいえばそのレベルに合わせる為に全体の速度を落として、それが全員を助ける事だと勘違いしている。
だからこれからは、最低限のハードルを決め、期限も決め、それに達しなければ「それは無理」という判断もしていこと思ってる。
でもそれは実は言ってる事は一緒で、「そうやって確実に成長して、残っていけるスタッフになりなさい!もしくは育てなさい!」「それだけ本人も先輩も危機感を持ちなさい!」という事です。
確かにチームワークによる総合力は大切で、そこにお客様が価値を感じて頂いたり、それがスタッフのモチベーションになることも解っています。
でも我々美容師は、スタイリストとして全ての仕事ができて、初めて誰にも依存せずにお客様からお金が頂けて、例えばその役割としてのシャンプーマンだけを全うしたからといって、その時は良くても、それだけでは幸せにはなれないんです。
美容師として一人前になり、お客様からたくさん支持され、また後輩を育てるような実力を身に着けたうえで、初めてチームとしての総合力という話になるんであって、まずはその力をつけなければいつかは自分自身が不幸になるだけ。
自分自身でお客様を呼べ、スタッフを育てられ、そして流行るお店を創ってこそ、自分だけではなく、後輩や周囲の人達をも幸せに出来る。
「強くなければ優しくなれない」これも昔から変わらず言ってきた事です。