vol 765 3月24日

自分のところには様々な方から意見が寄せられてきます。

昨日のブログや今この業界で起っている事に対してメールをもらいました。(転送禁止となってましたが、一部参考のために掲載しちゃいます)(笑)

 

私が考える『義捐』に参加する最低条件は、

1.一切の広報・PR活動をしない。

2.名前を明かさない。

3.『早くて』夏休みに、『失礼・非礼の無い』イベントを被災地で行うこと。

4.他県のサロンさんは、被災地でハサミを持たないこと。

(=被災地にいらっしゃる美容師さんが復興と共に、自力で復職をされる事が 最優先であると考えています。)

(中略)

やっぱり、美容業界の人間やクリエイターやパフォーマーの方達の『出番』は今ではないと思うんだよね。

我々の出番は、再三に渡る余震や、原発の恐怖から解放され、被災地の人達が少なからず笑顔を見せられる様になった時だと思うんだよね。

(中略)

それに、これは問題発言になるんだけど・・・

こういう時に徒党を組み、メーカーやディラーに支援という名の協賛金を貰おうとするから、 いつまで立ってもこの業界は自立出来ない!

(中略)

血の涙を流して自粛をしたりしてる企業や、「計画停電」で営業もままならないメーカーやディーラーに、お金を出させるのでしょうか?

そんな間違った正義感を振りかざしてしまう美容業界は、おかしい! 美容業界が大好きで誇りも持ってるから、声を大にして言うけれど、 だから、いつまで経っても、変わんないんだよ!美容業界は!

 

結構過激な意見ではあるんですが(笑)、前後を中略してるので、あくまで批判的な

内容ではないことをご了承下さい。

 

30代前半まで、当時は大きなイベントや雑誌などのタイアップ等が沢山あり、僕もその際には何も考えず、安易にメーカーやディーラーさんに声をかけていました。

ただ段々とそれぞれの事情も解ってきて、それ以降はそういった協賛やタイアップをお願いする際は、最低でも先方のメリットがどれくらいあるか?を考慮し、それでも自社の事情でお願いしなきゃいけない場合は、きちんとした「借り」と認識して、できる範囲でその「借り」をお返ししてきたつもりです。

自分たちを取り上げて頂くような出版物も、開発制作に関わった発行物や商品も、自分たちの身入りとかには関係なく、ちゃんと結果が出るよう、精一杯最後まで協力してきました。

 

いい悪いは別にして、この業界は何かをしようとする時に、必ずメーカーディーラーを頼りにします。

それはこの業界の特殊な性質で、お互いがそれでメリットがあり、健全な関係のもと行われるのなら何の問題もありませんが、そうではない声を聞くことがすごく多く、ですから自分はそういったことに参加する際にいつも躊躇してしまいます。

僕も沢山の美容師さんやメーカー、ディーラーさんから可愛がって頂き、全国にも沢山のアドバイスを頂ける方達がいて、当然そういう方達とのネットワークで、飲んだりゴルフをしたり、時にはセミナーとかイベントとかを開催したりと、お世話になる機会もあります。

でもそれはあくまで自分も相手も自立した大人として、対等な立場や関係に立ってのことで、当然それがお互いに成長できたり、楽しかったりと、winwinの関係にあっての事だと思ってます。

例えば自店の営業状況の悪化をメーカーさんに相談してもしょうがなく、教育をディーラーさんに任せて上手くいかなくても、それはディーラーさんのせいでもなく、どこまでを自分たちが自立して行うべきかを間違えないこと。

食事一つにしても、以前メーカーの方から「美容師は何でもごっぁん!だから!」と、奢られることが事が当たり前になってて、それはそれに見合ったビジネスの中での適正な「接待」であれば」いいんだろうけど、そうじゃないことが多いと思う。(自分も気をつけてるつもりですが・・・)

なんか最近は内容が偏ってますが・・・

何もせずに評論家のように批判するつもりは全くなく、ただこういう時期だからこそちゃんと考えた行動をしたいなと。

 

昨日の選抜高校野球の開会式で、岡山創志高校の16歳の選手宣誓。

「自分は16年前の神戸の震災の年に生まれました!そんな自分たちにできる今できる事は、精一杯全力でプレーすることです!」感動して涙が出てきました(笑)。