スタッフブログでも紹介していましたが、今自分が所属させてもらってる?
新田さんチームで、アシスタントだけの作品撮りをしたみたいなので、ちょっと紹介します。
3年目くらいまでのアシスタントだと、まずは創るものとか、創り方がよくわからないから、自分の中にある女性像(女性なら「こうありたい!」とか、男性なら好みのタイプとか・・・)(笑)がなんとなく出るような作品を創ります。
それが5年目くらいからスタイリストになっていくと、特にGARDENのような撮影の多い店だと、そこそこの『クオリティー』が上がり、それなりに雑誌の仕事や、普通の方から見てもそこそこの作品が創れるようになってきます。
逆にそうなるとほとんどの人は、「なんとなくできてる」ことに満足してしまい、それ以上を高めたり、深堀することをしなくなっていきます。
この辺界隈に居て、そのなかで生き残ってがんばれば、それくらいのレベルにはなります。
でもそこから上に行くためには、そこで立ち止まらず、「もっともっと」という気持ちを持っていないと絶対に無理です。
もう一段深掘りして、自分の本当に伝えたいデザインや女性像を、他の誰でもない
自分のオリジナルとして創り上げられる、そこまで突き詰めて、勉強して、それが認められるレベルになった時に、いわゆる雑誌の巻頭や表紙を飾れるような作品を創れるレベルになります。
もちろんサロンワークの結果も同じようなものです。
20代の時にそこのところ、美容師としての自分を高める努力をどれだけしたか?によって、30代以降が大きく篩にかけられます。
自分も20代の頃、今とは違う環境のなかで、雑誌に載せてもらうために毎週のように編集社に作品を持ち込んだりとか、自分を印象づける為に飲みに行った時に馬鹿なことをしたりとか、もちろん作品を高めるためにいろんなことを勉強したりとか。
自分でカメラもやってたし、それこそアトリエを借りたりとか(笑)。
その頃の自分の周りには、そういった意味では凄い人たちがたくさんいて、業界のトップレベルを走ってる人や、自分には逆立ちしても敵わないような、才能のある人たちをいっぱい見てきました。
そんな恵まれた環境の中で、自分を高めることもできたけど、同時に、自分では絶対に勝てないような挫折感も味わいました。
そして最終的に自分の場合は、美容師だけではなく、美容室経営者として勝負していく道を選択しました。
でもそれはたまたま恵まれて、ある意味でのこの業界のトップの人達の中にいられたからかもしれないけど、今の20代の人たちだって、そうやって突き詰めて突き詰めていかないと、自分の走っていく道なんか絶対に見えてこないと思う。
この業界に限らず、そうやってほとんどの人たちは、自分で自分の自由を失って行くんだと思う・・・
GARDENのスタッフの殆どは今まさに20代で、だからこうして休日を使って勉強して自分を高めていくこと、絶対に必要なことです。
そうやって、自分の自由を放棄しないような生き方が出来る、そんな30代になってほしいと思います。