vol 39 憧れのヒーロー 2

自分の中の「ヒーロー」って・・・

GARDENのスタッフ達にとっては、森内さんだったり他のスタイリストだったり。

自分もそうでしたが、やっぱり憧れの美容師さんがいてそういう人を目指してみんながんばっています。

 

HERO

 

今の自分にとっては・・・?

僕の場合は、やっぱり小説家の宮城谷昌光さんの物語に出てくる
主人公達でしょう。

 

以前も話した通り結構読書好きなので、いろいろなジャンルを読みますが、その中でも歴史好きな僕としては、この宮城谷昌光さんと司馬遼太郎さんがお気に入りです。

 

司馬遼太郎さんの売れ筋は、「竜馬が行く」とか「坂の上の雲」とか、最近ドラマでやっていた「功名が辻」なんでしょうけど、僕は何といっても、はじめて司馬作品にふれた「国盗り物語」です。

確か23,4歳の時にその本を読んだときに、すごい希望や夢が沸いてきて涙が止まらなかったのを覚えています。

 

 

司馬 遼太郎

 

そんな司馬遼太郎さんも素晴らしいんですが僕はやっぱり宮城谷派です。

 

宮城谷 昌光

 

宮城谷さんの作品は、ドキドキするようなストーリーの展開もさることながら、主人公それぞれが必ず「人として」の哲学を持っていて。

それは中国の永い歴史の中でも伝え続けられたことだけあって、「人として」「人の上に立つ者として」の普遍的な、あるべき理想像が描かれています。

 

人生の「起承転結」の節目で、どんな判断を下すのか?なぜその道を選ぶのか?実は自分でも迷った時やよく判らなくなった時に、何度も繰り返し読んで頭の中を整理します。

そういった意味では、僕にとっての教科書でもあります。

 

主人公の孟嘗君や太公望、管仲や晏子・・・

それぞれが、人生の「起承転結」で正しい判断を下し、苦境に陥りながらも、人に語り継がれていくような生き方をします。

そんな彼らに勇気づけられ、時には考えさせられ、そしてその人物像が、憧れとなって自分の中にインプットされます。

 

その時々で、自分にとっての「ヒーロー」が存在することは、大切な事だと思います。

 

GARDENのスタッフも我々自身も、自分の中に「ヒーロー」を持ち続けて、いつでも原点に立ち返れる、客観的に正しい判断のできる、大人になって行きたいと思います。

 

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