vol 491 記憶に残るお店

先日南麻布にある予約の取れないレストラン、「CICADA」に行ってきました。(写真はこれから2週に渡って行われるスタイリスト食事会の一回目、深谷一家のスタイリスト食事会です)(笑)。

 

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6時過ぎの早い時間だったんですが、お店はすぐに満席。

雰囲気も料理もスタッフさんの対応も良く、その割にはお値段もそんなに高くなく、久しぶりにまた行ってみたいと思う「記憶に残る」レストランでした。

帰り際のお会計の時にスタッフの方に、

「いつもこんなに混んでるんですか?」 「ハイ!おかげさまで」

「なんでこんなに人気があるですか?」 「そうですね・・・・」

そして1つ目は、シェフが有名な方で、その独特な料理を求めてたくさんの人が集まるのだとかで、特に外国人の方からの評判が良いとのこと。

 

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確かに子羊のローストはとても美味しかったです(笑)。

 

そして2つ目は、そんな外国人やセンスのいいお客様が醸し出す雰囲気に吸い寄せられてたくさんのお客様がいらっしゃるのだとか。

確かに年輩から若い方まで、おしゃれな方がたくさんいます。

「こういうお店で働いててどうですか?」

「たくさんのお客様に支持されてる事に凄くプライドが持てます!」

そう言って名刺を頂き、最後まで気持ちのいい対応をして頂きました。

 

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お客様としての自分の目線から見て、確かに料理は美味しかったけど、でも子羊のローストを食べるためだけにはリピートしないと思う。

「センスのいいお客様が醸し出す雰囲気・・・」

それは内装とか、料理とか、スタッフの方たちの対応全てが、そんなお客様たちを満足させ、その総合力がお店全体の気持ちのいい空気となって、「また来てみたい!」と思わせるんじゃないかな。

 

イオングループが、コンビニのような小型スーパーの事業に乗り出し、数年で500店舗を展開するという。

そうやってサービス業は、流通コスト、マーケティング戦略などを常に研究し進化し続けている。

でもそんな大資本がこの美容業界になぜ入ってこないのか?

それが他の業界とは違う、この業界独特のもの・・・

以前も話してた、「お客様は技術者とお店どちらについてるのか?」

 

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料理が上手ければいいのか?

それともその環境すべてにお客様は満足してるのか?

そこの線引きとか意識の持ち方とかが、次の時代を創っていくキーワードになるんだろうね。

 

だから「デザインだ!」って言われちゃったり、「お店全体を考えろ!」って言われちゃったりね!

何べんでも、何回でも、ぶつかりあってでも、それを話し合っていかなきゃいけないよね!

だってやっぱり「記憶に残るGARDEN」にしていきたいからね。