これが本日の撮影の工程表、ムービーとスチールのミックスのため、朝早くからスタイリストとモデルの撮影スケジュールがびっしり。
自身のデザイナーとしてのキャリアもそうだけど、今ではこうしてみんなをまとめ作品一点一点にこだわりながらも、トータルとしての最終仕上がりをイメージした上で、スムーズに、気持ちよい環境を整えながら確実にその結果を出していく。
自分がやりたいものを作る作品撮りレベルと(もちろん作品撮りでもレベルは様々ですけど)、こうしてチームとして一つのものを表現していくレベルでは、はっきりいって「天と地」の違いがある。
最終的にクライアントの求めてることを、どこまでリアルに感じ取れているか?またそれを作品として作り上げるために、複数の人達をどのようにディレクションしていくのか?
何でもそうだけど、自分が思うプロの基準はここで、自分よがりに自分のなかだけで完結する程度のことしかできない人と、クライアントの考えや時代が望んでるその見えないものを感性で感じ取り、多くの人間を巻き込みながら今求められる最善の答えを導き出し、それを結果へと結びつけていくこと。
先日のスタイリストミーティングでも話したけど、「自分がこれがかっこいい」とか、「自分のこだわりはこれだから」なんていうのは、結果を出してから言うべき事。
プロとして結果を出してる人のプライドは周りに影響を与えるけど、何にも結果を出してない人のこだわりは、アマチュアの戯言で、周りに笑われるだけ。
我々のクライアントであるお客様は8割が女性で、であればその方たちが何を感じ、何を望んでいて、20代と40代は一緒なのか?
初めて来店する方と10年以上通って頂いてるお客様の求める事は一緒なのか?とかね。
それらをきちんと分析し、さらに自分たちの経験と感性をフル活動して仮説をたて、それを検証しながら最善を導き出していく。
だから形を作ることばっかりに夢中になってるスタイリストは、プラモデル作りに励んでる小学生とおんなじこと(笑)。
4月からの新体制は、まさにそこの階段を皆が当たり前のように上っていけるための組織とシステム作りです。
みんながかっこいいいプロ集団であるGARDENであるためにね!