順不同ですが(笑)、モルトベーネさんのサロンフォーラムに今年も参加させてもらいました。
今回ゲストはトレンダ―ズ代表の経沢香保里さんと、元ヤクルトの古田敦也監督。
経沢さんはリクルートに入社後独立され、キレナビなどのサイトを運営されたり、女性目線でのコンサルなどで、昨年マザーズにも上場し、全国の上場企業の30人目の女性社長だそうです。
経沢さんのお話では、ピーチジョンのように「女性だけでどこまでいけるか?」と言う事で最初女性社員だけの会社を目指していたそうですが、それだけだとなかなか「組織」にはならず、「聞きて役」であり「結果の出せる営業」である男性社員を採用することで、組織のバランスが良くなったのだと言う事です。
女性のキャリアプランについても、出産その他の女性ならではイベントをネガティブに考えず、その辺は男性と同じような意識で、自分の力で生計を立てられるような自分の「居場所」を作るよう教えているとの事。
他にも沢山ありましたが、女性としてあそこまで結果を出してる事からくるリアリティーとか、女性トップならではの発言とか、感じるところが一杯だったかな。
もうお一方、こちらは皆さんもご存じの元ヤクルト古田選手で、あまり野球を知らない自分でさえも、他の選手と少し違って、「頭が良さそう」とか、「マネジメントができそう」みたいなイメージは自分も持ってはいたんだけど。
古田さんは大学で活躍しながらも、「眼鏡をしてる」という理由でドラフトでは指名されず、トヨタ自動車で働きながら社会人野球を経験してプロの世界へ行ったらしい。
トヨタ自動車で働きながら、2年後のプロを目指して彼がやった事が、目標からの逆算と、プロで必要とされる捕手と言う「商品」としての「価値」を客観的に分析した事。
別の世界を経験した人って、何となくここが共通してるような気もするんだけど、一つの世界しか経験したことない人達って、自分の価値観が全て過ぎて、職人としていい部分もあるんだけど、この客観性がないから時代の変化についていけない気がする。
なんか感覚で全てその場しのぎでOKな人もいるんだろうけど、殆どの人は目標をちゃんと持って、常に客観的に自分を遠くからも見てないと、多分うまくいかないと思うんだよね。
もう一つ、「プロで成功できる奴とそうでない奴」って話が印象的で、それは結果が悪いシーズンの後、プロで通用しない奴と言うのは、地元に帰って、昔地元でヒーローだった時代の絶好調だった自分を思い起こして、その時の自分を取り戻そうする人で、なぜそれだいけないか?と言えば、そこは昔のアマチュアのレベルの低いステージの時の自分であって、成功する奴はプロの練習場でひたすらプロのレベルの球を打ちこむんだって。
要は「ステージ」はどこか?に合わせて、自分を変えていける人だけがプロの世界で通用するらしく、過去のヒーローだったレベルでは通用しないって事を早く自覚して、プロで通用する自分に「変えて」行ける人だけが生き残れるらしいんだけど、それってどの世界でもまさしく一緒だよね。
それもそもそも「今どこのステージで勝負してるのか?」「自分は今どんな価値があるのか?」「今の時代に求められる価値に自分は合っているのか?」そういう前提があってこそ、どのステージで戦い、どんな結果を求めたいか?が明確な目標となり結果に繋がるんじゃないかなぁ・・・
そこが今は重要な時代で、ただがむしゃらにやってればいいってもんじゃないし、昔の価値観を押し付けて根性論だけでもダメで、望む結果に合った頑張り、つまりやってる事が「無意味」にならないような、常に客観的な目線が必要だと思うんだよねぁ。(そこが美容師には足りないとこだと思うんだけど・・・)
あとは野村監督のトップダウン教育的な管理の良し悪しや、そのあとの若松監督の任せて自主性を持たせる管理の在り方、また今の若手の育て方とか、凄く勉強になる事が多かった。
多分皆さん感想はそれぞれなので、あくまでこれは自分が感じた事なんですが、とにかくとても勉強になりました。