vol 98 GARDENのブランディング NO6(最終回)

 

 

実は、同じことを考えている方は、たくさんいらっしゃいます。でもまだ現実化されていない・・・わかっていても創れない・・・

 

現実化

 

その理由は簡単に言ってしまえば、「自分のエゴ」を捨てられないからです。

美容師という技術者、特に、自分の力で成り上がった人ほど、ブランドを創り上げる、経営をしていくという、自分以外の「人」を「ブランド」を育てていくことが出来ない。なぜなら自分がスターになることと、自分以外のスタッフをスターにすることは180度相反することだからです。

ここを変えることが難しい、最後の最後でこの「エゴ」が出てしまう。

もちろん、スタッフが確実に成長してくれたり、独立せずに居続けてくれる保障は何もありません。

だからそのリスクを負ってまではやろうと思わないし、今のそこそこ豊かで、わがままでいられる自分を捨てたいとは思わない。

でもまずは、トップがスタッフを「信じる」ことからはじめないと。

そして、自分の考える「ビジョン」や「夢」を「伝える」ことからはじめないと。

『My Company』でいいならそれでいい、でもその狭い価値観に当てはまらない人達は、美容の素晴らしさを知る前に美容を諦めてしまう。

 

「力を持って独立すればいい!」

たとえ自分一人はお客様を呼ぶ力があっても、みんなを自分と同じように育てる事ができるんだろうか?

プレイヤーとしては一人前でも、経営者として、人としての勉強はしていないから、ちゃんと経営できるわけがない。そうやって小さくまとまってしまう。

 

My Company

 

自分たちが見てきたこの業界は、そんなことの繰り返しだった。

 

なんで「自分だけができる」とか「自分だけが偉い」とか思っちゃうんだろう?なんでもっと大きな夢に向かって、みんなで一緒にできないんだろう?

GARDENはそこの壁を打ち破って、もっと高いステージに進みたい。

みんなが技術者の上のステージで、ものが「見れて」、「考えられて」、「活躍」できれば、今までの美容室の「常識」や「限界」を超えていけるその『確信』があります。

 

GARDENは世界へ発信していくコアブランド。

常に、トップクラスのデザイナーたちが、凌ぎを削って、トップブランドとして走り続けます。

そしてそれを取り巻くブランドたちは、それぞれのトップの「世界観」が反映された様々な規模の、様々なタイプのブランドで、GARDENの中からそれに「共感」する仲間や、新たな仲間を加えて広がっていきます。

そうやって、年齢と共に責任のあるポジションや経営者となり、自分の「居場所」を創りあげていく。

 

自分が必要とされ、やりがいをいつまでも感じていられる、もちろんそれに伴って経済的にも豊かでいられる、そうやって何歳になっても一緒にいられる、それがGARDENのブランド構想の根幹です。

そうやってみんなで一緒に歳を取って、家族ぐるみで旅行とかにもいったり、みんながお互いに「みんなのおかげで楽しい人生だった!」なんて・・・でも言えるような会社にしてみたいかなぁ?

 

ビジョナリー・カンパニー

 

これからの時代「個人のエゴ」や「あさはかな大義」を社会は認めません。

「ビジョナリー・カンパニー」という大好きな著書がありますがそこに描かれているように、普遍的な大義を第一にするような「企業」しか、これからは「社会が認めて行かない」そう思っています。

この業界でも、大きな影響力を持って、それくらいの「大義」のもとに羨望を受けるような、素晴らしい「企業」が生まれてもいいんじゃないでしょうか?

「カリスマ美容師」とマスコミに持て囃された時代を終え、これからは、本当の意味での「カリスマ経営者」が求められていく、そんな風に思っています。

 

一緒に

 

まだまだ企みはいっぱいあります。

「一緒になってやってみたい!」という方は、どしどしご応募下さい!

「なんだ結局リクルートかよ!」(笑)
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