vol 144 終わりが始まり

約5年間在籍させて頂き、その間本当に色々なことがありましたが、お客様やスタッフに助けられ今日までやってこれることができました。

アシスタント時代にシャンプーをさせて頂いたお客様、カットやカラーをさせて頂いたお客様、スタイリストになってカットさせて頂いたお客様、カットモデルからのお客様、笑顔で話しかけて頂いたお客様。すべての皆様に感謝したいと思います。

最後まで皆様にご迷惑をお掛けしましたが、どうかお許し下さい。

これから私は実家の四国に戻り、美容師を続けて行こうと考えております。

遠いところからではありますが、皆様のご多幸とご活躍を祈願したいと思います。

長い間、お世話になりました。ありがとうございました。

溝渕 勇雄

 

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4月30日をもちまして、溝渕勇雄(イサオ、にーやん)は退社させて頂くことになりました。

オープンと同時にデビューして、新記録を達成するくらいお客様にご支持を頂き、また各方面で応援頂いた皆様にも、GARDENからも厚く感謝申し上げます。

 

今年で30才という節目のイサオは、母親の暮らす四国に戻って自分のお店を始めたいと言う。

スタイリスト紹介でも触れましたが、美容師という女性の感性を理解していくような、繊細な部分で言うとちょっと不器用で、だから同期たちよりはちょっと遅めのデビューでしたが、それをカバーする以上の信頼を後輩から得ていました。

 

不器用な人間は、器用な人間のように、早く、上手く、要領よくできないし、器用な人間から言わせれば、「なんでこんなことできないの?」っていうことがいっぱいあります。

そんな遅かったり上手くいかない後輩たちに、声をかけ、励まし、「俺も一緒やから!」と・・・

そしてデビューする時も、「上から認められてない俺だから、絶対に記録更新したい!俺みたいなのでもできるところを、上にも下にも証明したい!」こう断言して、中丸さんの記録を破りました。

 

後輩からの絶大な信頼を得ているイサオだったので、将来的にはGARDENを引っ張っていってくれるようなリーダーになって欲しかったのですが残念です。

誕生会、新歓と一緒に行ったのですが、そんなイサオを送り出すところが一番メインになり、ほとんどが号泣状態でしたが・・・

これだけの人数がいると、近い人間、仲の良かった人間、あまりよく判らない人間。

それこそ価値観が一緒だったり、違ったり、そこでは、過去は過去で解る人にしか解らなくて、共通の事といえば、やっぱりこれから創って行く『未来』の事でしかなくて。

「どんな未来を一緒に創っていくのか?」常にこれを確認して行くしか、共通言語はなくて。

 

イサオもGARDENを去っても、それがはじまりで、GARDENは終わりでも、これからが新たな始まりで、そうやって去っていく人間もいれば新たに参加するメンバーもいて。

「終わりが始まり・・・」

そう、いつまでも終わりはない、新たに始まるだけ。

GARDENも新たな始まりを繰り返し、常に成長していきたい、いつもそう思います。

 

イサオへ

前のお店の成長から、GARDENのオープンとこの8ヶ月、何を見てきたか解ってるよね!

四国に帰ってからどんなお店を創るのか?楽しみにしています。

いつでも講習行くから呼んでね!!