やっとすごしやすい天気になってきましたね!
先日美容師さんからメールを頂きました。
それは最近アシスタントを雇わない、スタイリストだけの低価格サロンが急速に増えていて、中には青山、原宿界隈にいたことを売りにして、ありえないような料金で展開しているそうです。
他業界の方が経営されてるそのようなお店が増えることで、他店で育ったスタイリストだけを集めて安売りしていけば、アシスタントをまじめに育てるお店もなくなり、若い美容師が育たない業界になるんではないかと危惧されてるそうです。
もちろんそういったお店にお客様を奪われ、そうなると人件費を削る、すなわち同じようにアシスタントを辞めさせていかなければやっていけないんじゃないか?という事。
現在の厚生労働省の指導も、一般的な労働時間や給料体系への改善を強化していて、ところが歩合給で働く人たちに関してはあまり強い指導をしないとなると、リスクを背負ってアシスタントを育てるよりも、
スタイリストだけのお店を作るというのも、経営者的には当然の発想になるし。
その方はすごく難しい問題ではあるけど、実的な問題として非常に危機感を持たれていて、そのことについての意見が欲しいという事でした。
先日も取引している銀行の担当者が、やはり取引のある美容室数社を調べて、「GARDENさんは本当にスタッフを大切にしてるんですね!」「他社さんとは人件費が~%も違いますもんね!」と。自分の知る限り、まだまだGARDENは自慢できるレベルにあるとは思わず、もっとちゃんとやってるところもたくさんある中で、そこに真面目に取り組むところが結果的に馬鹿を見るという矛盾。
今後特に時間のかかる新卒者の採用を、業界の風潮として受け入れなくなっていったら、美容学校もどうなっていくんだろう。スタイリストになるまでの4、5年間を、ずっとアシスタントは授業料を払い続ける事になるんだろうか?
その方には簡単なメールはお返しいたしましたが、あえてここで皆さんの御意見を是非聞けたらと思います。
GARDENのスタッフも他人事にせず、その現実を真剣に考えてみて下さい。