vol 684 組織の構築とビジネスモデル

昨日は名古屋のリズムコーポレーションさん主催によるマネージメントセミナーを、BOB編集長森井さんのナビゲートで、副店長の野田君と行ってきました。

 

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一応昨年発売した『凸凹』に沿った内容ということでしたが、実際は前回も話したような、雇用や労務やスタッフモチベーションという問題を抱えてるお店が殆どで、その辺のGARDENの現状もお話させて頂きました。

その後も以前紹介した、名古屋では大変お世話になってる岩井先生と、そちらの幹部の方達との会食もあり、そこでもそんな現状や、今後経営して行くうえでの厳しい業界環境などの話しになりました。

メールでご意見も頂きましたが(キャパの田中さん、須崎さんありがとうございます)、美容師出身の経営者の方は比較的同様の意見が多く、アシスタントを受け入れ育てていくこと自体に肯定的というか、当然という意識を持っていらっしゃいます。

岩井先生の「パートナーシップ」という考え方も、FC的な利益の確保ではなく、最終的なその関係性に重点を置かれたやり方でもあります。

 

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正直自分の知りうる限り、この業界の組織関係やビジネスモデルは数パターンしか考えられず、それをどんな風に組み合わせていくだけか?のように感じていて、でもそれはつまるところの人間関係でしかないのかと。

セミナーでもお話させて頂きましたが、二極化に向かっていく中で、もちろん「安い分その程度でいい」というニーズもあるだろうけど、365日3食食べる食事とは違って、年に5、6回、女性が美しくなるために訪れる美容室に求める事は、「自分の事をどれだけ大切に考え、自分が美しくなれるために、どれだけの努力をしてくれているか?」じゃないのかな。

そこに比重が置かれて、そこを大切にスタッフたちが努力を重ねないのであれば、そもそもプライスやシステム以前の話だろうし、逆に収益を優先したビジネスモデルを構築しても、そこのモチベーションが風土として保たれないなら、いつかはダメになるんじゃないのかと。

僕達はお客様のプライベートゾーン(50㎝くらい)の内側で勝負をするわけだから、表面的な事やとってつけたような事では誤魔化しが効かなくて、内面にある人間性まで見抜かれた上でジャッジをされる。

だからお客様の前だけでいい事を言ってても、スタッフや周囲に対して同じように接してない人や、なんだかんだ言っても、自分の利益だけを優先するような人たちを、お客様はよく見ていると思う。

 

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危機感を持って、具体的な戦略を描いていくことも大切なことだけど、まずはそんな風土を作り上げる事だろうし、そのためにはまずトップである自分たちの姿勢からだろうし、もしそういうことが積み重ねられてるんなら、もっと自信を持つべきだとも思う。(組織の拡がりや関係性も、それとイコールなんじゃないかなぁ)

まだまだご意見があればお聞かせください。