vol 275 『パックスロマーナ』という正義  

お正月の番組で、『ローマ帝国の1000年』とか『三国武将』のことをやっていて、結構夢中で見てしまいました。

 

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『パックスロマーナ』これはローマによる平和の維持ということ。

当時、共和制で隆盛を極めたローマ帝国が、カエサルのもと共和制から一人の皇帝が治める国へと変換させていく。

かなり前後は色々なんですが・・・

 

織田信長や徳川家康も、『天下布武』という、同じく統一による平和の維持を求めて、国を治めようとします。

現在のアメリカも『パックスアメリカーナ』のもとに、核による抑止力によって、世界を治めようとしています。

今の世界も日本も、そして企業の隆盛も、ある意味同じ道を辿っていて、歴史を学ぶ事によって、気付けることもたくさんあります。

 

以前やはり、『文明が生き残る5つの要素』というのをやっていて、

①周辺の環境破壊・・・自己の『欲』だけで周りのことを考えているか?

『人としての正しい道』を進んでいるか?

②敵対する敵との関係・・・敵に学び、自己を反省できているか?

ライバルに負けない気力を持っているか?

③周辺国との友好関係・・・同業種、ライバル達と共存できるか?

NO1になっても「自分だけが良ければ」ではいけない。

④気候の変化・・・時代の変化に適応できているか?

⑤社会全般の変化に対する適応力・・・これらすべての状況を総合的に

ジャッジして正しい判断が下せるか?

これらが、文明を隆盛させたり、滅ぼしたりしてしまう要因らしい。

 

でもこれらすべてのことが、自分達一人一人や、組織にも当てはまる。

だから、再度考え直すこともいっぱいありました。

『正義』とか『大義』とかって言っても、時代によってそれは変化するし、結局、一人が考える理想なんかじゃ、いつかは崩れ去る。

「やっぱりもっと勉強しないと」と思い、正月早々本屋へ行って、気になる本をかたっぱしから漁ってきました。

今年はもっともっと本も読んで、いろんな所を見て、いろんな人と話をして、とにかくもっと自分自身が成長したい。

毎年スタッフには「今年は勝負の年だから!」と言い続けてきましたが(笑)、自分自身本気でそう思ってやっていきたいです。