vol 753 NYの伝説

今回は中丸さんの紹介で、青山「THE OVERSEA」のオーナーKOSHIさんにカットしてもらった。(写真撮るの忘れました・・・)

 

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知ってる人も多いと思うけど、6年前ダウンタウンに「Shizen」というお店を出されて、アップタウンの日本人美容師からは、「アップタウンのお客様がわざわざ下まで降りることはありえなかった」と言わせるほどの伝説のお店を作られ、青山に2号店を作られた。

沢山興味深い話を聞かせてもらったけど、ご自身が一番楽しいと言ってたのがお店の写真集の制作で、NYにいると純粋にクリエイティブなことをしたくなるらしく、NIKEやステラマッカートニーの広告写真を撮ってるようなカメラマンたちとの作品は、単純に好きな事や言いたい事がすごく伝わってくる。

規模ややり方が違うように感じられるかもしれないけど、自分がGARDENのスタッフに求めるのも同じことで、好きな事なら徹底的にやり抜いて、周囲に影響を与えるようなレベルにまで達して、そのオリジナリティーが差別化となるくらいの個性を持った美容師達の集団でありたいと。

だからGARDENという色には染めようとせず、それぞれの個性やカラーを最大限尊重してきたつもりなんだけど、いつの間にか「ほどよく売れる」ような要領ばかり覚え、その作品からもそれだけの

エネルギーは感じられず、全てが中途半端になってるようにさえ感じる・・・

 

最近話題に上るサロンも地方の方が圧倒的に多く、地方のサロンのセミナーを東京ののサロンが受講するという、今ままでとは全く逆の現象が当たり前になっていて、単純にそれは自分たちも含めた

この界隈の美容師たちの勢いの無さであり、何を言い訳したところで面白そうじゃないから注目を浴びていないだけ。

生意気ながらそんな状況を自分は非常に悔しく思っていて、自分が美容師としてその先頭を走る事は出来ないけど、GARDENのスタイリストだったら常にそんな想いを持ってて欲しいし、やっぱり業界を引っ張るのはこの界隈の自分たちだというくらいの強い気持ちを持つべきだと思う。

作品でもサロンワークでもお店でも、やり抜いた背景は必ず伝わってきて、そこをお客様もみんな見逃さないけど、逆に中途半端にやってれば、それは簡単に見透かされる。

「NYの伝説」に負けないくらいの事を目指していきたいよね。