大阪から戻った翌日、3年ぶり?の上海へ。
今すぐ「どう」って考えてはいないんだけど、これからのグローバル戦略のイメージというか・・・やっぱり海外という特殊な環境に身を置いて、幹部で話すことや共有することは、何にも代えがたい時間だと思ってるからね。
プレッピーさんでスタッフが年に数回上海入りしてるけど、彼らから聞いていた以上に、変化のスピードは速く感じた。
人の多さやエネルギー・・・
まだまだ当然市場が成熟するまでには至ってないけど、美容を取り巻く環境や、メーカーや店舗の進出など、確実に変化して行ってる。
NYと同様に日本人美容師さんの活躍も一気に増え、3年前にサロン見学したときとはだいぶ変わった気がする。
今回も後輩のNORAの藤田君とか、他にも単身でこちらで頑張ったり、お店を出してる人の話を聞いて、つくづく感じたのは、やっぱり人って、求められたり、存在を認めてもらいたい生きもので、その「居場所」を見つけたいんだなって・・・
日本の美容業界が閉鎖的になれば、海外へその場を求めるのは当然のことで、それが何処であれ、「自分が必要」とか、「自分の使命はこれ」って感じられるものを見つけたいだけなんだろうなぁ・・・
よく「モチベーションが・・・」とか、「報酬が・・・」とか「待遇が・・・」とか言うじゃない!?
もちろんそれは、一般的に常識的な環境が必要なのは当たり前だけど、自分自身の経験から考えると、それ以上に人のエネルギーを突き動かすのは、自分がやりたい事→必要とされる事→「使命」を見つける事だと思っちゃうんだよなぁ。
ただ最初からそんな事が解ってる人なんていなくて、それを感じさせて、与えて、最後は自分で見つけられるのは、やっぱり環境だと思う。
自分は「世界」だとか「グローバル」だとか「拡大」だとか言うのはまさにそこで、2,3年先の売上げや、出店目標だけじゃ、多分みんなのやりたいことなんて全部飲み込めなくて。
だからもっと遠い先の、昔よく言ってた、みんなの夢や目標がクロスする「最小公倍数」が、GARDENにとっての目標なんだよなぁ。色んな想いを持って、GARDENで働いてるスタッフ・・・
彼らの「最小公倍数」の先をいくビジョンを、自分が描けていて、明確に表現できるか・・・
ここ数年GARDENの成長が鈍化したのは、時代の変化や経済の低迷や、震災の影響なんかじゃなくて、自分の中のそのイメージが弱かったからだけだと思ってる。
でも今の自分にはそれがはっきりとイメージできていて、だからこれから何をすべきかが明確になってて、迷わず突き進み、これからの5年間で結果を出していくだけ。
みんなが「居場所」を見つけてくれるような会社にね。