先日、株式会社ミルボンの「故鴻池会長を送る会」が大阪で行われた。
ミルボンさんには20代に大変お世話になり、「ニぜルシリーズ」の開発から、あの全国ツアー最終の「伝説の武道館」と、カリスマブームの裏側の立役者はまさにミルボンであり、故鴻池会長だった。
その後「無免許問題」からブームが終焉し、メディアのバッシングと共に、それまで祭り上げていた業界関係者達が冷やかに距離を置いた時も、常に冷静な目で温かく見守って頂いたのは故鴻池会長だった。
そして5年前、様々な問題を抱えたGARDENの船出に際しても、「腫れものに触る」ような距離を置く人たちが多い中、自分の立場や利害は関係なく、「GARDENのこれからの在り方」を説いて頂いた。
「危機に瀕した時にこそ最も頼れる人間がわかる」
とは言うが、自分にとっては故鴻池会長もそんなお一人で、それは利害関係を優先したり、私的な感情でモノをいうレベルではなく、常に「普遍的な道」を持ってる人だからこそ、どんな時でも同じように「あるべき道」を説く事ができ、それを伝える事ができるんだろう・・・
自分たちの周りには様々な人達がいて、立場や利害関係だけの関係性もあれば、それ以上の「想い」に共感を持ちながら、関係性を深めて行く人もいる。
仕事だから利害関係はあって当然だけど、自分はそれだけではない人達と付き合って行きたいと考えてて、だから会社という組織や背景だけじゃないんだよなぁ。
誰に対しても同じようなスタンスで同じように臨み、利害関係を越えて相手を思いやれる・・・
いつかそんな領域にいける日が自分にもくるのかなぁ・・・
業界に大きな足跡を残された故鴻池会長のご冥福をお祈り致します。