最近経営者視点の内容ばかりだったんだけど・・・(笑)
週末サロンに出た時、お客様から、「今すごく仕事がのってるのね!とてもいいオーラが出ててこちらまで元気がもらえるわ」という、一応(笑)お褒めの言葉を頂いた。
と同時に「2年前くらいには『あれっ!元気ないわね』って時もあったのよ」と、確かに覚えがないわけではなく、サービス業なのに完全に見透かされてしまっている(笑)。
先日も小学生の時からカットしてる女の子が今高一になってて、初めてお母さんとではなく友達と二人で来たんだけど、体育会系でずっと陸上を続けていた彼女は、今まではちょっと色黒のいつもこざっぱりのショートが、最近髪を伸ばしはじめ、今回はメークまでして、すごく可愛らしい洋服を着て、急にいわゆる「女らしく」なってた。
後日お母さんが来店したので聞いてみると、やはり彼氏ができたらしく、クリスマスデートや、一緒に通学する時に通る「カップルロード」なるものなんかの話しで盛り上がった。
そうやって・・・
僕達美容師って、家族でも友人でもないんだけど、長い年月をお互いに感じ合い、一緒に笑ったり悲しんだり出来る不思議な仕事。
年輩の方から見れば、子供ではないけどなんとなく応援したくなる・・・
そういう子供たちを見ている僕らも、自分の子供でもないけど、その成長に喜びを感じられる・・・
そんな関係を当たり前にさせてもらえる職業なんて他にはなくて、そこが美容師の楽しさでもあるけど、それをし続ける為には、本来それだけの努力が必要な職業でもあるってこと。
今の時代、経済状況や情報過多のこの社会では、「どこに価値観をおくか?」って事は確かに難しい・・・
時代の流れや周囲に迎合して「売れる」所に行くのは当然なんだけど、もっと根底に「自分達の価値」を持って、ちゃんとした目的のもとに「消費」されないと、全て「消費」されたら何も残らなくなる。
だからもう自分たちが売っていくものは、デザインだけでなく、その価格でもなく、更にそれらを含めた価値だけでもなく、なぜならそれらは時代によって変えたり削ぎ落したり出来ちゃうから・・・
そうではなく、絶対に変えられない自分達の「価値観」、つまりアイデンティティーみたいなものの徹底でしか、これからは「差別化」出来なくなるし、それがブランディングでもあり、結果的にその感性を「どう感じてもらえるか?」で、解りやすい例を出せばディズニーランドみたいな事。
ちょっとまた小難しく横文字も登場しちゃったけど(笑)、自分もしくはGARDENにとっても、「大事な物は何か?」を突き詰める時期に来ていて、それが「理念」みたいな事なんだろうけど。
僕の中では、お客様とそんな関係で居続けられる、そんな平凡な事を継続したいからこそ、「どれだけその価値観を徹底していけるか?」なんだけどね。
結局また経営者的な話しになっちゃったけど(笑)、分かんなかったらスタッフは直接聞いて。