vol 862 理想と現実と

先日神戸で「ブランディングセミナー」なるモノを させて頂いた。

 

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実はブランディングって定義自体も様々で、今回は自分の考えるブランディング、つまりビジョンに向かうためのプロセスについて話させてもらった。

そもそもそんな専門的なマーケティングの知識など、最初からあったわけでもなく、あくまで現場で感じ続けてきた事と実践の繰り返しの中から得た経験をもとに、自分の中で整理整頓してきただけで、ただほんの少しそういう事に対する好奇心が強かっただけかもしれないけど(笑)。

 

今年は実はセミナー関係は一切お断りしてて(今回は3年前にもやらせて頂いて、尚且つだいぶ以前からの以来だったので)、それはセミナーをやるとなればそれなりに準備が必要で、毎回パワポやVTRの製作、特に内容をまとめるためにすごいエネルギーを費やすんだけど、今年は もっと他の事にエネルギーを使いたかったからなんだけどね。

ただ最近地方なんかに行ってつくづく思う事が、今回もセミナーにわざわざ参加してくれた、香川の溝渕君や、福岡で頑張ってる鳥居君とか、地方でFCのオーナーをやっているような人達を見ていて、確かにみんな大きなリスクを背負って独立して、常に様々な問題とぶつかりながらやってるんだろうけど、彼らと同じ世代でこれまでGARDENで必死に頑張ってきたスタッフ達に、それ以上のモノを与えられてるんだろうか?と考えてしまう。

 

今現在だけを短絡的に比較するつもりはないけど、じゃぁ例えば40歳になった時に、「GARDENで頑張って来て良かった!」っていう未来を本当に作っているのか?ってね。

若いうちはともかく、現実的にはそれなりの収入が無ければ幸せなはずないし、そのためには、お客様から支持される様な美容師やお店でなければいけないし、それが出来ないなら、そもそも何のためにGARDENをやってんのかなぁ・・・って。

これまで「先に先に!」って走って来て目指して来た事が、「何のためでありだれのためであったのか?」、自分はトコトン突き詰めて考え、ちゃんとした目的を持って決断して来たつもりだけど、それが具体的な結果となってなければ意味がないんだよね。

 

上が理想ばっか語っても、現実的な事がクリアーできてなければ、スタッフからすれば「絵に描いた餅」だもんね・・・

今は着実な経営をする事と、カッコいい事を追い続ける事が難しい時代ではあるけど、それでもその相反するような両方を追いかけたいし、両方手に入れて、絶対にそれを結果に出したいと思ってる。

 

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それにはまず「聴くこと」なんだろうとも思う今日この頃。

(何度も反省してきた事だけど・・・)