書きたい事は山ほどあるけどブログ書く間がないので、溜めた分長いです(笑)。
最近副店長の野田君と話してて、「ゆとり世代」の価値観なるものをご伝授頂いた。
「競争」より「相互理解」といった感じか、確かに自分は競争の中から勝ち上がった世代で、自分がどうありたいか?が強すぎて、人に対する配慮が大雑把過ぎるかもしれない。
時代がそう変化してる事は解っていて、お客様に対するお店の姿勢は変えようと思っていても、とうの会社内の風土や仕組みは旧態依然の勝ち負け社会で、それじゃぁスタッフのみんなも「どっちなの?」ってなるんだろうなぁ・・・
野菜でさえ「褒められる」事で美味しく育つのに、もっとキメの細かい一人一人に配慮した在り方が自分自身に求められてて、いつまでもお山の大将みたいな兄ちゃんじゃダメなんだろうね。
それに繋がる事かもしれないけど、例えいい作品を作ったり、売上が沢山あったり、キャリアが長くて貢献してくれてても、最終的にはそれが「スタッフのため」か「お客様のため」であって欲しいと思ってる。
だけどそう思ってない人、つまり自分のためだけになってしまってる人もいれば、そう思ってやってても伝わらない人もいる。
それは自分が「何のためにやってるのか?」を突き詰められていないからで、例えば自分が成長する為にもスタッフの成長が必要だし、自分のお客様が増えて下さるという事は、お店に来る全てのお客様が満足されてるという事。
つまり全てにおいて「自分だけ」なんてことはありえず、逆に言えば、お客様にとってもスタッフにとっても「楽しい」環境を創れば、それが全て自分に還ってくるということ。
その為には相手の身になって考えられる「想像力」と、それを創る為に周囲を巻き込む「プレゼン力」がないとダメで、それさえあれば一年生だってお店を変えられるはずだし、少なくとも自分はそういう視点でみんなを見てるつもりだけど。
でもまぁそれが「須崎さんは、褒めてくれない、認めてくれない」と言われちゃう所以(つまり上下関係なく公平に評価しちゃうからね)なのかもしれないけど(笑)、その分言い訳かもしれないけど、上のメンバーに対しては、ちゃんと期待値を現実的な方針で表してるつもりなんだけどね。
そしてまた話しは変わるんだけど(笑)、最近スタイリストの中で、週末に今までは考えられない数の予約が入る人がいるけど、それは重要な「ブレイクポイント」なのね。そこでその人数を、いつも通りに全てのお客様に満足頂けるか?がその人のキャパで、その人数をクリアできると、週末は1,5倍として、逆に平日にそれに見合った数のお客様が自然と入りだす。
総数が増えてるから当たり前な事なんだけど、この「ブレイクポイント」を殆どの人は活かせてなくて、いつもと同じように考えてるから、当然水が溢れだす。
つまり普段からイメトレやスピードの意識を持っていないから、いざとなると対応できない。
これはお店全体としても言えることだし、何もお客様の数に限った事ではなく、全てのチャンスにおいて言える事なんだけどね。
単純明快にスタイリストが一番時間をかけるカット、これが早ければ早いほど余裕ができ、より多くのお客様やアシスタントに配慮が出来る。
「パターン化・・・ポイントを絞る・・・」何度言っても解らず、ゆっくりカットしてるスタイリストは、当然この「ブレイクポイント」をモノに出来ない、というかそれが来ない。
昔から「スピード」とうるさく言ってるのはこういう事で、素直に気付けばその分だけ伸びるスピードも速くなるのにね・・・
これも同じく全てに言えて、自分の仕事を常にスピーディーにするという習慣は、実は「そぎ落とす」習慣となり、だから常に新しい事を取り入れたり、客観的にモノを見る「余裕」となる。
「ブレイクポイント」を着実にモノにして、どんどんステップアップして欲しいものです。