vol 546 1mmのこだわりと1°のこだわり

今ある出版社からGARDEN本を出して頂く予定で動いています。(まだ詳細は言えませんが・・・)

 

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それはヘアカタログのような類のものではなく、もっと内面的なGARDENをひも解くような感じのものです。

幹部が中心になり、自分たちが大切にしてることや、GARDENの特徴、またどんな進め方で、どんな本にすればいいかを話し合い、それにあたって今回ヘア関係ではないライターさんに構成をお願いしたところ、様々な角度からまた自分たちのことを見直すことが出来ています。

 

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一般的なマーケティング論でのカテゴリー分け、「~風なデザイン」というヘア雑誌にありがちなカテゴリー的な見方、ある意味そんな事が解りやすい方が、評論する側には便利だし、今まではそれに当てはまってる事が支持される理由だったんでしょうけど。

そのライターさんがほじくり出してくれてるのは、そんな解りやすい言葉や絵ずらでは表現しにくい、感性とか内面にある気持ちのこととか、考え方とか心の機微とか・・・

「美容師だからデザインで評価されたいだろうし、そんな内容だとちょっと苦い事も書かなきゃいけないけど、そんなこと全部ひっくるめてGARDENなんだから・・・」と。

 

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お客様としてご家族でニュートラルの時代から通って頂き、その数年を身近で見て頂いてたからこそ、その成長過程、いい面、悪い面も解った上で、あえてその描きにくいところをクローズアップしていかれるそうです。

 

前回の「半歩先のデザイン」(また正反対のことを言うと混乱させちゃうかなぁ・・・?)、

それはやはり美容師として、他の誰でもない自分のオリジナリティーを持たなければ、永くお客様に支持頂くというか、自分たち同様に、またそれ以上に成長されてるお客様に応えられるわけがなし、だから昔から言う「1mm」にこだわるカットも習得していくべきだと思っています。

ただ自分が今までの経験や、今の時代に生きる中で感じている事は、そんなデザインだけでも、気の利いたサービスだけでもなく、やっぱり言葉なんかで表現しにくい心の中の事。

 

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人と人の関係性のなかで行われることは、ビジネスでもなんでも、ちょっとした気持ちや心の機微で、人の感じ方はずいぶんと変わるのが事実で、それが「もう一度行ってみたいお店」になったり、働いてて楽しいと思える環境になったりで・・・というかそれがすべての様な気さえする。

それを感じあったり育んだりするためには、ありきたりなルールや日常だけでは無理で、だからGARDENの場合は花火に行ったり、レクレーションをしたり、こうして飲んでたくさん話す機会があったりね。

 

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知識としての理論はとても大切だし、それに基づいた戦略もね!

だけどそのベースには間違いなくそういった、人対人の、相手を思いやる気持ちや、相手の心の機微を読み取ってあげれること、そんな人間性を備えてこそなんじゃないかな。

 

ある方に「心の角度が1°変わると将来が大きく変わる!」と言われたことがあります。

何か楽しいことや嬉しい事があった時、何かに感動した時、何かで勇気をもらって「がんばろう!」って思った時、ポジティブに考えて前向きな自分になれたとき、[心の角度が1°上がる]といいます。

そしてそれを積み重ねていくことで、何年か後に大きく差が出てしまう。

そんな関係性を持って働いたり、お客様と接していくという事の大切さ、僕がこだわるのはそんな目に見えない気持ちの問題、だから今の時代、「1mmにこだわるだけではなく1°にもこだわる」

 

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接客やサービスのこと、数値やデザイン、気持ちやマインドや心の話と、言ってる事が矛盾してるように聞こえるかもしれないけど、全部繋がってることです。

今回の書籍がそんな事を伝えられたらとても嬉しく思います。(こまめに更新出ない分長くなってすみません・・・)