飲食や我々のようなサービス業において、それを成功させる経営者としての秘訣は2つあると思います。
特に飲食なんかだといつも思うんだけど、1200円のコーヒーを出すホテルのラウンジもあれば、一杯280円の生ビールを出す居酒屋もある。
自分はどちらも利用するんだけど、それって1200円のコーヒーが高いとか安いとかの問題じゃなく、「必要なシチュエーションか?」ということ。
「スタッフとワイワイやるために行く」「ゆっくりと話をしたいから行く」「食べたいものが決まってるからそれを食べに行く」自分の場合は残念ながら、「おいしいかどうか?」よりも「目的」が先で、それに合わせたシチュエーションだったり料金だったりで、「やってる側がどうこだわってるか?」は関係ない。(もちろん今の時代そこそこ美味しいのは当たり前だけど)
美容室も全く一緒ではないけど同じようなもので、お客様が望んでいない事にこだわっていても、全く無意味な事。
だから一つ目の秘訣は、何度もここで書いてるけど「お客様のウォンツ」これを感じ取る感性。
大体お店に一度行けば、「その感性を持ってるか?そうでないか?」は一発でわかっちゃうけどね。
まぁ、そんなところは大体流行ってるけど、「なんか違うんだよなぁ?」ってところは大体ダメになってるよね。
あと一つは、それに気付けたとしても、自分一人ではそれを伝えきることが出来ない。
特に大きなお店になれば、たくさんの人が関わり、そのすべての人たちが、そのウォンツを感じながらやっていないと、絶対的な空気や風土がつくれない。
だからそのウォンツをみんなで共有し、目的達成するために全員のエネルギーを集中させて巻き込んでいく、人柄やリーダーシップ。
何もサービス業に限った事じゃなく、どんな経営者にもそれは当てはまることなんだけどね。
ほんの「ちょっとした」ことなんだけど、その「ちょっとした」事がとっても大きいことだって事に、みんななかなか気付かないんだよね。
いろんなところを常に見て感じていないと、そういう感性は養えないし衰えると思ってる。
それも毎日飲みに行く言い訳かもしれませんけどね・・・(笑)