新体制に向けての原宿スタイリスト面談。
丸2日かけて久しぶりに酒なしで(笑)、じっくりというかほぼ恐喝的に(笑)、20名近いスタイリストと話をしました。
一人一人のあらゆるデータと、今回は女性スタイリストに、「女性からどう見えてるか?」のアンケートをしてもらい、「実力」「見た目」両方からコテンパンにしてやりました(笑)。
「心が折れた・・・」(笑)、なんて意見もありましたが、中途半端なスタイリストに育てて、後で後悔させてもしょうがないですからね。
GARDENだけでなく、それはどこでも言えることなんでしょけど、「紹介のお客様を増やす」とか、「いい作品を作ってWeb新規を増やす」とか、確かに間違った事じゃないんだけど、本当に大事な事が解ってない。
そんな事より、今いる一人のお客様に全力を注ぐべき!まずはその一人のお客様に、「自分が何が出来るか?」を全力で考えれば、やることなんていくらでも見えてくるはず。
そんな事も出来ないのに、今風のデザインを勉強したり、雑誌でかっこいい作品を作る事をしててもなんの意味もない。
自分がお客様の立場なら簡単に解る事だけど、「自分をどれだけ大切に考えてくれてるか?」それが全てなんだよね。
そうやっていい関係性ができて、その人の望むデザインが提供できて、普段の生活の中に溶け込むデザインや、時にはドキッとするようなデザインや、そうやって気づいたら長い年月が過ぎて。
15年20年と携わらせて頂いて、お客様と一緒に歳を重ね、様々な生活の変化を乗り越えてお付き合いをさせて頂き、そうやって美容師という仕事を全うするものだと思うんだよね。
プレスの佐久間さんは今でも覚えてるお客様にわざわざ声をかけに行ったり、編集者やメーカーさんに対しても、相手が何をすれば喜んでもらえるかを実践してる。
だからGARDENはこれだけいろんな所から声をかけて頂き、「なんでそんなに雑誌に出てるの?」と言われるくらい仕事が頂けるんだよね。
お客様に対してもそういう場面でも全く同じ事で、そうやって相手の事を考えてるからこそそれが伝わるんであって、そんな当り前な事もきちんとできずに、なんか特別な事だけを追っかけてたってなんにもならないって事が、殆どの人は解っていない。
「明日いらっしゃるその一人のお客様の為に、プロとしてどれだけの準備をして望むか?」本番で頑張るのは素人で、プロはそれだけ事前に準備してるから、あとは淡々とやるだけ、だからカットも早い、だから素人は仕事が遅い!
もう一度その辺を充分考え直さないとね。