vol 907 デザインする楽しさ

一年生のクリエイティブセッション。

 

 

この世界に入って半年、毎日シャンプーのくり返しで、お店をキレイにすることも笑顔で接客することも大切だけど、それはあくまで途中段階。

最終的にはやっぱりお客様を満足させ、時代をリードするようなスタイリストを目指さなきゃいけない。

 

 

だからどんな時でも、例えばシャンプーしながら骨格や毛質や毛量を感じたり、マッサージしながら毛量調節を感じたり、液塗布一つでもそのあたりと最終デザインを見たりと、床を掃きながらだってデザインを感じて行ける場面はいつでもあるはず。

 

 

今回は思うがままに自分のやりたいことを表現しくれたけど、普段何を見ていて、美容が好きか?ファッションが好きか?や、どれだけ準備して臨んだか?とかは先輩たちには丸見えだから、その辺に関しては今から「悔しい」と思って、自分を変えていかないとダメだよ。

 

 

カットでも何でも、自分で最後まで全部やって写真に撮ると、今まで見ていた先輩のサロンワークや撮影も全然違う見方で見えてくるもの。

それに何よりデザインする事はとても楽しいはずで、その気持ちを持ち続けるのも大切な事。

 

 

サロンワークも撮影の場面でも、先日の中丸さんのコレクションとかも、個人で好き勝手にやってる以外は、全て商業用デザインが要求されるんだけど、自分の中に常にそれだけじゃないデザインが湧き上がって、それを作品として表現していかないと、引き出しは増えないしいつかは行き詰るし、数字だけを追いかける魅力のないスタイリストにしかならない。(これはスタイリストにもまさに言える事だけどね)

 

 

「デザインする事が好き」

「お客様に喜んで頂く事が幸せ」

「後輩が成長して行く事が嬉しい」

 

 

僕はこのどれかが無ければ美容師としての成長はなく、というか向いてないと思うけど(笑)、逆にGARDENのスタッフはこの三つ全てを持っていて欲しい。

で、これをどこまでも突き詰めていけば簡単に結果は出るし、美容師としての大きな夢だって絶対に叶うと思ってる。

 

 

いつでもデザインを頭に描いて楽しみ、そして形に出来ない、経験の浅い自分に苦しみ、それでも何かのために経験を重ね、認められて初めてその喜びを感じ・・・

先輩たちもそんな風にみんな長い年月をかけて悩んだり苦しんだりして、今のように、沢山のお客様や周囲から目指されるようなスタイリストになった。

 

 

これから長い道のりだけど、逆に今から積み重ねればいいだけなんだよね。