vol 333 余裕時間 その1

vol 326でも書いた、スタッフ一人当たりの『余裕時間』についてもう少し書きます。

 

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我々の仕事は手作業です。

だから単純にスピードの遅い人と早い人ではそれだけ差が出る。

お客様をより多く増やして行きたいと思えば、このスピードを上げるか?

それ以外のムダをなくすか?これしかありません。

 

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スピードを上げてくためには、レッスンと意識しかなくて、例えば今の時期で言うと、インターン生に早くシャンプーを受かってもらうのもその1つだし、それぞれがもうワンランク上の仕事ができる様になる事も同様で、だからこそレッスンは重ねていかなきゃいけない。

 

あとは美容師としての意識。

どんな考え方を持ってるか?で大きく変わります。

ゆっくり時間をかければお客様に満足して頂けると勘違いしてる、そのお客様一人に集中してればいいと思ってる、そういう考え方が一番ダメ!

しかもそうゆうことをみんな分かっていても、なかなか本人に言えないし、本人もそれでいいと思ってる。

本当のプロほどシンプルでスピーディーです。

それはどんな世界でも共通してる。

なぜか・・・?

 

それは『準備』してるから。

ちゃんと『予測』して、『準備』してる。だから無駄がない。

結局「時間をかければいい」なんて言ってる人は、『準備』してないんでしょ!

前もってシュミレーッションしておけば、大抵のことはスムーズにいくはずです。

それもしてないくせに時間をかければいいなんて、素人の言い訳にしか聞こえない。

そんなアマチュア的な考え方をしてる時点でアウトです!

「一人のお客様を一生懸命やって何が悪い!」と思うかもしれないけど、その後にいるお客様はどうなるの?もしかしたら、予約を取りたくても取れなくなってしまうお客様はどうするの?そういう事が見えていない。

まして自分ひとりだけのお店じゃないんだったら、なおさらだよね。

「他のお客様はどうでもいいの?」

なかなかここにメスを入れられないのが、今までのこの業界だけど、こういうことが解ってきて、改善できるような環境になるだけで、少人数のお店は全然結果が違ってくる。

 

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だからレッスンして同じことをしていくのにも、なるべくスピーディーにできるようになること、そしてなるべく『準備』をしておいて無駄なくやってくこと。

これだけでスタッフ一人当たりの『余裕時間』が増えて、もっとスタッフが余裕を持ってお客様に対応できるし、その余裕の中で、もう一つ何か余計な物をお客様に与えられる。

それがお客様にとっては価値のあることで、その余計な一つを与えられるかが他との差別化になっていく。

これがこれからはすごく大切なこと。

続く