最近労務についての話を聞く機会がすごく多い。
今旬な?デリケートな話かもしれないけど。
約20年前、この業界に入ったばかりの時、当時はお小遣い程度の給料しかもらえなくて、銀座で働き始めた自分にとって、買って食べられるものといえば、今のdoriveの近くにまだある、ヤマザキパンの100円以下のパンだけでした(笑)。
当時その向かいには、高級なおでん屋さんがあって、おいしそうにみていながらも、その時はそんなところで食べられるお金は当然あるはずもなく・・・
そこが今ではお寿司屋さんに変わっていて、先日偶然伺う機会があり、築地で一番で落としたウニだとか、生きた毛ガニだとか、まぁ銀座らしい高級なものが出てきて、もちろんそれ相応の銀座らしい値段でしたけど(笑)。
でも20年前、ここで100円のパンしか食べることができなかった自分にとっては、なんか感慨深いものでした。
時代は確かに変化していて、また、そんな個人の主観で物事を見ちゃいけない立場にいるのも事実です。
昔のように美容師ドリームよろしく、「がんばれば、夢はかなう!」だけでは、みんなはついてこれず、ましてこれから一美容師の価値観が優先されていけば、本当のブランドにはなれるはずもなく・・・
以前にもアシスタントの給料のことを書いたことがあるけど、これからGARDENが、本当に世の中から認めてもらえるようになっていくには、そこも考えていかなければならず、まして今ある労働時間の問題とかだって、確実にクリアーしてかなきゃいけない。
お客さまにとって、スタッフにとって、ある意味、財務面で解決できることは、順々にできるだけやっていきたいと思ってるけど。
大変だった時代を乗り越えてきたからこそ、より豊かになれるのも事実であって。
人以上のことをがんばったからこそ、たくさん成長できるのであって。
そんな成長こそが何よりの人生における財産なのであって。
そこの両立を考えながら、GARDENらしくやっていきたいと思います。